岡崎恭裕
岡崎恭裕

住之江

岡崎恭裕が6コースから突き抜けて3万舟を提供/住之江・太閤賞

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ボートレース住之江のGI「太閤賞競走開設69周年記念」が12日に開幕した。初日は土曜日ということもあり、多くのファンで場内は賑わった。スタンドの最前列にはビッシリと観客が並び、自由席の空席がまばらなほど。1Mの攻防、道中の競り合いがある度にドッと歓声が沸き上がっていた。

初日一番の歓声が挙がったといっても大げさではないのが9R。6号艇・岡崎恭裕が6コースからまくり差しで突き抜けた。カドからコンマ06のトップスタートを決めて攻めたのは4号艇・吉田拡郎だったが、その間隙を岡崎が鮮やかなハンドル抜け出した。

そんな派手な勝ちっぷりをみせた岡崎だが、「展開が良かったですね」とクールな表情でサラリと話した。それでも「直線は普通ですが、回ったあとのつながりがいいです」と確かな手応えを掴んでいる。ルーキーシリーズで常住蓮が優勝し、伸びが期待されていたエンジンだが、岡崎がチルトとペラ調整を施し、実戦向きのいい仕上がりになっている。6コースから1着は大きなアドバンテージ。2日目以降の走りにも注目だ。

他にオッと思わせる動きを見せていたのは山口達也。3号艇で登場した初日5Rは3コースから握って道中競り勝ち、2着を取り切った。「直線は余裕がありましたね。乗り心地もいい。まだ合い切ってないし、調整の方向性も分かっていないけど、悪くはなっていないです」と淡々と話した。当地でキモとなる乗り心地がきているのは大きい。「山口達也さんの方が良さそうだった」と他の選手からの評判も良く、注目したい存在だ。

関白賞の出走表はこちら 住之江12R