ボートレース住之江のGI「太閤賞競走開設69周年記念」が12日に開幕する。今シリーズは新エンジン、新ボート3節目。そんな中で、早速いい動きを見せているものをピックアップした。とはいえ、素性の良し悪しをはかるにはサンプルが少ない。記念選手の調整力の高さを思えば大幅な相場の変動も大いにあり得る。
★65号機…岡崎恭裕(2連対率77.7%)
常住蓮がシリーズ7勝を挙げて優勝。序盤から伸びが目立ち、日を追うごとに出足関係も良化して上位の足。
★38号機…濱崎直矢(2連対率70.0%)
初下ろしから
藤原碧生がトップ級の伸びだった。グイグイ出るスリット足は迫力満点。パンチのある足で大注目だ。
◎19号機…上平真二(2連対率40.0%)
抜群の伸びに加えて、ターン回りも強力。前操者の
吉川昭男も伸びは上位。新ペラ交換後も足落ちはなかった。
◎37号機…藤原啓史朗(2連対率54.5%)
濱野斗馬は全部に◎付く強力仕上げ。「出足、伸びどちらに振っても反応ある」とその性能を絶賛した。
○53号機…椎名豊(2連対率38.8%)
直前の一般戦で
岡村仁が優勝。行き足が強力でターン回りもいい。バランスが取れて、全ての足が水準以上だ。
○78号機…高倉和士(2連対率66.6%)
スタートしてジリジリと出る行き足に特徴。出足~行き足、回ってからの加速感とつながりの良さがある。
○18号機…金子賢志(2連対率88.8%)
伸びこそ目立たないが、ターン系統はしっかりしている。回り足はスムーズで回ってからもしっかり加速。
▲22号機…澤田尚也(2連対率50.0%)
スリットは上々、道中も直線で前との差を詰める。前操者の
古田祐貴はその伸びを生かしながら出足も強化。
▲87号機…田中信一郎(2連対率60.0%)
塚越海斗がペラを伸び寄りの形に叩いて行き足、伸びは水準以上に。多少Sで遅れても力強く伸び返した。
▲67号機…松井洪弥(2連対率36.8%)
初下ろしから軽快な伸び。直前の
加藤翔馬はバランス型の中堅上位でターン回りもしっかりしていた。
注意35号機…上野真之介(2連対率21.0%)
桑原将光が乗り心地を仕上げた。スムーズさと、行きたい所に行ける強みがある。最終的に伸びも水準以上だった。
トップレーサーにとっても当地の乗り心地はいつも悩みの種になる。意のままにボートを操縦できなければ、そのテクニックを発揮することができない。注目エンジンで挙げた35号機はその乗り心地の良さが武器。桑原は「乗り心地には自信があるし、そこは◎が付きます」と手応えを掴んでいただけに、注目度は高い。
千成賞の出走表はこちら 住之江12R