菅章哉
菅章哉

混戦制したのは菅章哉の執念走/津・ツッキー王座決定戦

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ボートレース津のGI「開設73周年記念 ツッキー王座決定戦」は9日に最終日を迎えた。

初日のWドリーム戦では土屋智則が、井口佳典のインを差し切って快勝。2日目のドリーム戦は茅原悠紀が人気に応えて逃げ切った。

一方、1号艇で勝ちきれなかった井口は、痛恨の予選落ち。悪夢のシリーズとなってしまった。逆にドリームを制した土屋と茅原はしっかりと優出。中でも土屋は準優で3連単24万円超という超高配当を提供する走りを見せた。

だが、優勝戦へ進出したドリーム組はこの2人のみ。他の10選手は予選や準優で姿を消す大波乱の展開となった。

そんな中、予選得点率で茅原と同率ながら、着順の差でトップ通過を果たしたのが菅章哉。2日目には持ち味のチルト3度を使って2走をまとめた後は、チルトを0度に戻して内寄り枠を主張する王道スタイルにシフト。得点率トップを狙う安定重視の戦略が的中し、見事に記念初優勝を飾った。優勝戦後には、西山貴浩ら仲間たちが同乗する異例のウイニングランも実現。菅の人望の厚さを象徴する場面となった。

今節は宿舎に雷が直撃して停電するなど、開催が危ぶまれるトラブルもあったが、すべては菅のためのドラマだったかのような幕引き。素晴らしい記念初優勝となった。

優勝戦の結果はこちら 津12R

優勝者コメント・菅章哉

「展示は遅れたけど、あれは全速でのタイミングを見に行った確認作業、磯部誠君にもアドバイスももらえて頑張れました。一度ぐらいは記念を勝ちたい…、そう思っていましたからね。もっとSGに出てチャンスをつかみたい。次はオールスターもあります。僕の走りと顔を支持してくれた人に感謝したい。本当に、仲間や師匠の近藤稔也さん、ファンの方々に支えてもらった優勝です」。