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ボートレース桐生を舞台に、2年ぶりのナイター開催として行われるPGI「第26回マスターズチャンピオン」。今年は大物新人レーサーが続々出場し、歴代トップクラスの豪華メンバーによって争われる。勢いのあるニューカマーか、それとも現行のメンバーが勢いを受け止めるのか。ベテラン達の熱き6日間に注目したい。
18年に年齢制限が現在の45歳以上に引き下げられたことで新陳代謝が活発になり、より出場選手の顔ぶれも豪華になった。今年はGIウイナーが44人、SG覇者27人と歴代トップクラスのメンバーがそろい、6日間の熱いレースが繰り広げられる。
優勝候補筆頭はドリーム戦1号艇にも決まった池田浩二だ。GI優勝14回、SG10冠のレジェンドが、47歳になった今年からマスターズデビューを果たす。昨年はグランプリを含むSG優出4回と変わらぬ存在感を発揮。今年に入ってからも江戸川周年で準優勝、来月のオールスターも多くのファンの支持を得て、4位で出場が決定した。世代屈指の実力者が大会初出場初Vを目指す。
今年からデビューを迎えるのは9選手。近年は原田幸哉、井口佳典、菊地孝平といった"マスターズ新入生"が優勝をしているだけに、軽視できない世代だ。今年も中島孝平、笠原亮、湯川浩司といった歴代SGウイナーがデビューを迎えるが、特に注目したいのが笠原。昨年10月中旬のびわこから2月の東海地区選まで11連続優出と脅威の記録を達成し、今期勝率は8点台をマークする。3月の唐津周年でFを切り今シリーズ後には休みに入るが、磨き抜かれたターンスピードは脅威となるだろう。
今年の新入生のほとんどは83~88期に集中しているが、その中で異彩を放っているのが石倉洋行。88期の益田啓司がキャリア24年なのに対して、石倉はわずか14年ほど。106期から選手募集の門戸がそれまでの20歳未満から30歳未満に広がったことで、石倉は107期生として10年11月にデビューした。この時すでに30歳でヤングダービーの出場資格はなく、年齢で区切られるPGIはこれが初出場となる。異色の新入生がいきなり大輪の花を咲かせるか。
優勝者には優先出走権が与えられるマスターズリーグ戦からも、強豪がズラリ名を連ねた。近年はビッグレースへの出場はほとんどなかった中辻崇人がここに出てくるのは話題の一つだろう。昨年は優勝8回を重ね、年間最多勝タイトルも獲得。今年に入ってからもVラッシュが止まらない実力派のレースは楽しみでならない。
三角哲男は3月に58歳となったが、若手の頃からの速攻戦は今なお健在。1月の当地マスターズリーグでも5コースから一気まくりで優勝しているだけに、期待が持てる。
そして群馬支部からは江口晃生がただ一人の出場と。当地では126優出44Vと当地のことは全て知り尽くしている地元の重鎮は、一走目から気合の入ったレースを見せてくれるはずだ。
ひときわ目を引くのが瓜生の実績だ。近10年で(当地)GI優出5回、優勝1回とこれだけでもすごいが、瓜生はこれ以外にも10年ダービー、12年メモリアルとSG優勝が2回もある。出走回数も決して少ないわけではなく、それでいて当地通算勝率はメンバートップの7.80と破格の数字を残し、水面相性は文句なしと言っていいだろう。
松井繁は当地でなかなか勝てなかったが、17、19年の赤城雷神杯を制すなど近年の成績は抜群にいい。今年2月には一般戦を走ったばかりで、その時は準優で敗れているものの、現行モーターを一度走っていることのアドバンテージは大きい。
遠征組では他にも、井口、笠原はビッグレースでしっかり結果を出してきた。走る機会の多い中澤和志、石渡鉄兵、齊藤仁ら関東の選手はもちろん水面相性に不安はない。徳増秀樹、佐々木康幸、林美憲も好成績を残し、近年は走る機会があまりなかった平尾崇典や平田忠則も少ない出走回数の中で優出まで駒を進めている。
その一方で市橋卓士は15年MB大賞、17年の周年ともに優勝戦の1号艇で敗れている苦い記憶があり、今回はその記憶を払拭したいところだ。
エンジンの初使用は年またぎの正月開催。翌節のマスターズLで全機が出そろい、今節が10節目となる。当地はエース機不在で上位ひとかたまりになるケースが多いのだが、今回は早々に抜きんでたエンジンがある。
それが52号機だ。初おろしから橋本久和、馬袋義則、大塚雅治、中嶋健一郎、中野次郎、山口修路が6節連続で優勝戦に進んだ。バランス型の調整でオール3連対Vの中野は「このエンジン、今後も一番いいんじゃないですかね」と評価した。その後、新人の早川颯太がゴンロクで連続優出こそ途切れたが、その早川は「足の良さが僕でも分かるくらいなので、エンジンはいいと思います」と話しており、変調はないと見られる。
38号機は正月、関浩哉が出足型に仕上げて準優勝した。照屋厚仁はバランス型、伊藤喜智は伸び型で好成績。調整にもしっかりと反応があり、エース機に次いでナンバー2の位置付けとなる。
毒島誠が正月に優勝したのは12号機。浦上拓也、藤岡俊介も優出してエース候補だったが、松井が思いのほか出ていなかったのは気になる。近況の動きなら45号機、56号機の方が上だ。
当地は気圧が低く、レースの時間も昼夜にわたる。全国的に見て調整が難しい方の場だけに、出走機会の多い選手、直近に走った選手らはエンジン相場通りに出してくれるだろうが、逆のパターンも頭に入れておきたい。
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