佐藤隆太郎
佐藤隆太郎

若松

エンジン素性通りの結果になったシリーズ/若松・ボートレースクラシック

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ボートレース若松のSG「第60回ボートレースクラシック」は30日に最終日を迎えた。

今の若松はエンジンパワーの差が非常に大きいので、エンジン抽選が明暗を分けることは開催前から分かっていたが、SGでここまでエンジン素性通りの結果になったシリーズも非常に珍しい。V候補の毒島誠峰竜太らが抽選運に恵まれずに予選敗退。茅原悠紀桐生順平は予選こそ突破したものの、上位グループとの足の差は歴然。ドリーム組ではAランクの上位機を手にしていた馬場貴也だけが優出したが、それでも「足が違いすぎた」とA+機の佐藤隆太郎塩田北斗との足の差を縮めることはできなかった。

優勝戦は宮地元輝以外の5人がA評価以上の上位機。西山貴浩と塩田北斗が「若松四天王エンジン」、佐藤隆太郎は隠れエースのA+機。中でも佐藤の足は飛び抜けていたが、その足をしっかり生かしてSG初優勝を成し遂げたことは素直に評価したい。

西山貴浩は予選ラストの3着条件をクリアできず、予選2位になったことが痛かった。「ボートレースはやっぱり1号艇ですわ~」と優勝戦直後も悔しさをにじませていた。しかし、「自分でもいいエンジンを引けばここまでやれることが分かった。8月のメモリアルには強くなって帰ってきます。そして佐藤隆太郎のエンジンを引きます!」と最後まで報道陣を笑わせていた。

優勝戦の結果はこちら 若松12R

優勝者コメント・佐藤隆太郎

「スタートは風も強かったので放り、放り。塩田さんが見えたので握り気味のターンになったけど、後ろを見て誰もいなかったので、ホッとしました。ガッツポーズは道中でどうしようかなって考えていた。インで勝つことができてホッとした気持ちが大きい。今日は少し回転を余し気味だったけど、足は良かったです。優勝戦中でも強めでした。1日中落ち着いていたけど、優勝できる位置にいるという期待感で緊張はしていた。ここで獲る、獲らないでは大きく違うので。自分にプレッシャーをかけていきました。若松は前回来た時も優勝したけど、毎回いいエンジンを引いている。(勝因は)そこですね。ずっと東京支部は…と言われているのを見てきたのでどうにかしたいなという気持ちはあった。(新エースとして)自分が選手として強くなって、そうなれればいいですね。今後は日々強くなって毎年グランプリに出場できるようになりたい。優勝は家族とお世話になった長田頼宗さんにまず報告したいです」。