若狭奈美子
若狭奈美子

唐津

若狭奈美子が5年7か月ぶりに優勝/唐津・ヴィーナスシリーズ

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ボートレース唐津の「ヴィーナスシリーズ第24戦 ゾンビランドサガR杯」は30日、優勝戦が行われた。

早朝から強めの追い風が吹き、1Rで4号艇・薮内瑞希が差しを決めた時点で風速は5m。さらに追い風が8mに達した5Rでは、3番手を走っていた後藤美翼が1周2マークで転覆。避けきれなかった小芦るり華土屋実沙希も続いて転覆した。後藤は妨害失格。負傷した土屋は1号艇で出走予定だった10R、小芦も2号艇で出走予定だった11Rをそれぞれ欠場となった。6R以降は安定板が装着され、8Rからは周回展示が1周、レースは2周に短縮されるなど、まさに“荒天決戦”の様相。

そんな中で行われた12Rの優勝戦。浜田亜理沙は「回った後の進み具合が甘くなっていた」と整備でリング2本を交換。6号艇・中川りなはチルト1.5度の伸び仕様で臨んだ。進入は3対3の枠なり。1コースからトップスタートを決めた平山智加が先マイで逃げを狙ったが、2コースの若狭奈美子が追い風に流されることなく鮮やかな差し。

ターン足が光った若狭は1周2マークで先マイ。差し返しを狙った平山だったが、3番手を走っていた浜田をよける形となり、若狭の外を回る格好になって逆転ならず。若狭が先頭を守って5年7か月ぶりの優勝を果たした。

3着争いも激戦となり、浜田が2周1マークで中川の内を突いて逆転。最終マークでは中川と勝浦真帆を冷静に差して3着を確保した。2連単2-1は1,320円(6番人気)、3連単2-1-5は4,230円(16番人気)。

若狭にとっては、2019年5月16日の地元・児島のヴィーナスシリーズ以来となる2回目の優勝。前検でペラを大幅に叩き変えたことが功を奏し、レース足はライバルたちが一目置く仕上がりに。さらに強い追い風も味方し、念願のVゴールとなった。

優勝戦の結果はこちら 唐津12R