林美憲
林美憲

芦屋

伸び型のセッティングで臨んだ林美憲が一気のまくりで芦屋連続V

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ボートレース芦屋の「日本トーター杯争奪戦」は最終日の27日、最終12Rで優勝戦が行われた。4号艇になった林美憲が準優後に示唆した通り、チルトを0.5にアップ。S展示、本番ともにも江口晃生が1号艇の益田啓司からイン奪取に成功し、内から213カド456の並びでスリットラインに正対した。

Sは全体的に遅めのタイミングになり、江口と益田の内両者が出遅れ気味。カドからコンマ17のトップSを決めた林は、スリット後にグイグイ伸びて一気のまくりを決めた。まくられながらも内2艇の間をまくり差す形で続いた佐藤大介が2着。益田は引き波に乗って大きく後退し、江口、服部幸男伊藤啓三の3着争いは服部が制した。2連単4-3は3,030円(12番人気)、3連単4-3-5は1万1430円(47番人気)で決着した。

前操者の藤山翔大が伸び型のセッティングを施していた59号機を手にして、初日から「ペラは自分の伸び型の形に叩き変えたけど、伸びて行くしいいと思う」と好感触を得ていた林。4日目には予選トップ通過を果たしたイン益田を撃破していた。優勝戦はその伸びをさらに強化するためのチルト0.5。スリット隊形も有利だったとはいえ、この策が見事にはまった。

昨年9月に当地を走った時も優勝戦でチルト0.5を使用し、3カドからまくって優勝している。6号艇ならコースを動き、伸びに特化した戦法もある。変幻自在のスタイルでこれからも優勝を積み重ねていきそうだ。

優勝戦の結果はこちら 芦屋12R