展望
今回のMB大賞は「スター候補チャレンジマッチ」のタイトル通り、次世代を担う若手の有望株が多く参戦。ニューヒーロー誕生を予感させるワクワクするシリーズとなりそうだ。その中でも地元で期待を集めるのは
佐々木完太。地区選でも予選突破を果たすなど調子は良く、2度目のGⅡ制覇を目指す。
末永和也も2年前の九州チャンプとしてひと暴れしたいところだ。一方、実績組に分類される
寺田祥、
磯部誠、
山口剛、
中島孝平、
片岡雅裕、
坪井康晴らSGウイナー集団も勢揃いしており超豪華な顔ぶれで、意地の走りに注目。ほか、
佐藤翼、
山崎郡、
大峯豊、
長田頼宗らも見せ場を作りそうだ。
水面・モーター
静水面が多い当地といえども冬から春に向かうこの時期は、時折、強めの風が吹く。そんな時におすすめなのが2コースからの差し。節間を通して風が強めだった地区選でも10本の2コース差しが決まっただけに、積極的に狙えそうだ。モーターは地区選Vの11号機が、出足、行き足の良さを発揮して今大会も盛り上げ役となりそう。ただ、エース40号機の伸びは変わらず魅力でシリーズを通して狙いたいモーターだ。また、地区選準Vの63号機も伸びはかなり目立っており一発候補として注目。ほか、元エースの18号機も復活傾向で、69、72、31、29号機も最近の調子は良好だ。
今節のキモ
注目すべきはモーター抽選。整備はやり尽くされ主要部品も残りわずかで、低調機を引いてしまうとかなり厳しい。調整もペラが中心となりそうで、そうなると当地を走り慣れているメンバーが有利となる。SG覇者がズラリと並び、かなり豪華なメンバー構成だが、寺田、大峯豊、佐々木、
竹田辰也のほか、当地高実績の山口、磯部はそこそこのモーターを引けばある程度の活躍は見込める。若手組も実績ある末永、
原田才一郎は、不安要素は少ない。逆に、当地実績は乏しくとも好調機を引いてしまえば一気にVのチャンスが膨らむ。中でも
若林樹蘭、
中野仁照、
若林義人らの破壊力に期待だ。