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若松
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2025年のSG初戦「ボートレースクラシック」が3月25日にいよいよ開幕する。今年の舞台はクラシック初開催となる若松。ナイター開催となった22年の大村大会は遠藤エミが女子レーサーとして史上初のSG制覇を飾った。今年はどんなドラマが生まれるのか楽しみだ。
出場資格は前回大会の優勝者をはじめとする優先出場者や、GI、GⅡ優勝者、一般戦の優勝回数上位者となる。今年は大会初出場7人を含む豪華メンバーで白熱のバトルが繰り広げられる。
優勝候補として期待されるのは毒島誠だろう。昨年戸田で行われた大会では強い追い風が吹く中、2コースから差し抜けて3年4か月ぶりのSG優勝を飾った。年末には悲願だったグランプリ制覇も決め、令和6年度の最優秀選手を含む3部門を獲得と充実した1年だった。自身のSGタイトル9冠のうち、7冠がナイター場。「ナイターキング」の異名を持ち、今年の舞台でもある若松も18年のオーシャンカップで優勝と実績は文句ない。今年もクラシックから、目標の年末へ突き進む。
昨年11月からの今期勝率を見ると、茅原悠紀が9点台中盤と驚愕の数字を残している。昨年のグランプリ後、茅原は1か月ほど休んでいるので、出走回数は他の選手と比べると若干少ないのだが、それでもBBCトーナメント優勝を含めて今の勢いは見逃せない。
関東地区選でGI復帰を果たした桐生順平も8.54と十分過ぎる勝率をマーク。昨年の児島周年準優Fの関係でSG以外は一般戦が主体だったが、ダービーから地区選まで出場したレースは全て優出しているのだから驚きだ。クラシックは15、17年に優勝と縁のある大会でもあり注目度は高い。
3、4位には今がトレンドの上流にいる河合佑樹と上野真之介の102期コンビが続く。中国地区選では8戦7勝の準パーフェクトVで2年ぶりのSG出場を決めた渡邉和将も軽視できない存在だろう。峰竜太は今年1月に右手中指骨折のアクシデントもあったが、2月の九州地区選では元気に復帰し、優出も決めた。昨年はSG無冠に終わってしまっただけに、今年は開幕戦からスタートダッシュを決めたい。
そして地元福岡支部からは8選手が出場。昨年末の時点で出場権を持っていたのは前田将太、西山貴浩、新開航、奈須啓太、松田大志郎の5人だったが、九州ダービーで仲谷颯仁が優勝。永田啓二、塩田北斗は繰り上がりで巨大な一枚岩となった。地の利を最大限に生かし、一人でも多く上のステージを目指す。
GI以上のレースを複数回勝っているのは松井以外なら吉川元浩、井口佳典、峰で4人。桐生順平は走る回数こそあまり多くないが、勝率は松井に次ぐ7.83で、オールスター優出や70周年記念優勝など走れば高い確率で活躍するドル箱水面である。
茅原、新田雄史、吉田拡郎らも得意にしている一方で、池田浩二や馬場貴也は実力を考えると成績に物足りなさが残る。また、昨年のグランプリファイナリストでもある関浩哉は若松で走ったことが2節しかなく実績もほとんどない。今回は約2年ぶりの若松だが、実力をどこまで発揮できるか。
出走機会の多い地元勢では西山と前田に注目が集まる。西山は昨年の72周年記念で初の大会制覇を飾り大願を成就させた。思い入れの強い若松で今度は初のSG制覇へ。
一方の前田は昨年14回優出と年間を通して活躍。年末にはグランプリシリーズでSG制覇を決めた。若松のGI以上のレースで優勝はないが、優出は6回と結果を出し続けているだけに調子の良さも含めると期待値は高い。
若松は例年もそうだが、冬場ということもあり初使用の節からパワーの差、特に伸びの差が大きいのが特徴で、素性の判断は非常にしやすい。まだエース機は定まっていないものの、候補エンジンは多数ある。ただ、この評価はあくまでも2月時点までのもの。気温が上昇する3月はエンジン相場の変動があり、冬場の上位機の半数は脱落してしまう傾向がある。クラシックでも機歴通りのパワーを発揮しない上位機が間違いなく出現することには注意が必要だ。
8基あるA+評価のうち、エース機にもっとも近いのは14号機か30号機か11号機。乗り手を選ばず、誰が乗っても出ている点が魅力。2連対率トップの12号機は乗り手が良すぎて数字が高いのだが、唯一のB級選手もいい足だったので心配は無用かも。
大注目は10号機。菅章哉(最後はチルト0のイン仕様)以降の4人はいずれもノーハンマーで乗りやすく出足もいい伸び型という仕上がりだが、ペラが開いてきたのか威力が少し落ちてきた。クラシックで再び菅が引く奇跡が起これば菅のSG初優勝があるかも。
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