三角哲男
三角哲男

浜名湖

「出来すぎな感じがする」三角哲男が記念すべき通算100Vを達成!/浜名湖・マクール杯

{{ good_count }}

ボートレース浜名湖の「第7回薄暮だョ!名人集合 マクール杯」は、三角哲男の通算100V達成で幕を下ろした。本タイトルは当地で毎年恒例の企画レース。第6回まではオールB級で争われていたものが、今年からA級レーサーも参戦するように。4月のマスターズチャンピオン出場が決定している服部幸男鈴木博、三角、石川真二を筆頭に、田頭実大澤普司新田智彰長野道臣が主力格としてシリーズを盛り上げた。

序盤に活躍を見せたのは田頭。初日は1号艇で臨んだドリーム戦を含めて唯一の連勝スタート。2日目も3着2本と堅実にまとめたものの、負傷により無念の途中帰郷となった。中盤は服部と大平誉史明がオール2連対の活躍を見せ、予選最終日を前に服部が得点率トップに立った。だが、服部は4日目前半の5着が響いてトップ通過ならず。代わって活躍を見せたのが鈴木博で、3日目後半から3連勝で予選を駆け抜けて得点率トップで予選をクリアした。

準優は全て1枠が勝利して、優勝戦は予選上位3選手が内を固めた。その優勝戦では6号艇の藤丸光一が前付けに動き、進入は1236カド45。人気の中心となった鈴木博は先マイに成功したものの、プラス01のFでまさかの戦線離脱。1Mで握りマイに出ていた三角が恵まれにより自身通算100回目のVを飾った。

また、今節4日目3Rには石川がイン逃げで通算2,500勝を達成と、節間にもメモリアルレースがあった。6号艇ながらピット離れでインを奪って逃げを決めたもので、石川は「僕らしいレースができた。6号艇でできてよかった」と笑顔で振り返り、水神祭を挙行した。

なお、今シリーズの前検日には出場予定メンバーだった高塚清一さんの訃報が飛び込んできた。この一報はファン、関係者に激震を与え、石川も2,500勝達成のインタビュー中に「高塚さんにもお祝いしてもらいたかった」と語るなど、多くの悼む声が寄せられた。ボートレース浜名湖では献花台を設置。シリーズ開催中には多くのファンから花が供えられ、改めてレジェンドレーサーの人望と偉大さが示された。

優勝戦の結果はこちら 浜名湖12R

優勝者コメント・三角哲男

「スタートはビビッた。躊躇しながら行って良かった。試運転でちょっと物足りないかなと思ってチルト0.5度で行った。仕上がりは理想どおりではなかったけど、試運転よりは良かったんじゃないかな。1Mはまくり差しに行きたかったけど、思ったような舟の向きじゃなくて外に行きました。

(100V達成は)出来すぎな感じがする。これからも1走1走、誠心誠意務めさせてもらいたいという気持ちです」。