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唐津
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ボートレース唐津のGI「全日本王者決定戦(開設71周年記念)」は2日に優勝戦が行われた。
前検で峰竜太が出色の動きを披露。ドリーム1stメンバーで行ったスタート特訓ではスリット近辺が力強く、特訓を終えた定松勇樹は「竜太さんはすごい」、西山貴浩も「峰さんは良さそう」とコメントするほどの仕上がりだった。
本人も「こんなに前検がいいのは地元の特別戦では初めて。やる気も出ますね」と好感触を得ていたが、迎えた1stドリームでまさかの転覆(不良航法)。スタート後にインから伸び返して快勝かと思われたが、旋回時に大きく態勢を崩し、そのまま転覆。地元周年初Vの期待がかかる中でのアクシデントにより、負傷で途中帰郷となった。
当地GI連覇を狙っていた西山も苦しいシリーズに。予選3日目3Rの3周1マーク旋回時に波に引っかかり転覆(選手責任)。悪い流れは続き、後半12Rではインからフライング。4日目のレース後には負傷で帰郷となったが、F休みは福岡周年後の4月19日からとなり、5月27日初日の丸亀SGオールスターには出場可能だ。
実力者2人が脱落する中で躍動したのが、3年連続でトップルーキーの看板を背負う末永和也と定松勇樹。伸び足が仕上がっていた末永は予選をトップ通過。定松は絶好枠こそ手にできなかったが、準優では2号艇から優出を決めた。優勝戦では末永が地元周年初Vを達成。
佐賀支部ではこれまで峰と宮地元輝が特別戦で安定した活躍を見せていたが、定松は昨年SGチャンプとなり、末永も2個目のGIタイトルを獲得。次世代エースを狙う「末永&定松」のコンビは、今年そろってグランプリ(GP)出場の可能性も十分にある。
「ターンに自信がなくて、今までのレースで一番緊張していました。1周1マークはちょっと掛かりが甘くて、ターンマークを漏らしてしまった。その後の舟の返りが良くて、内を見たら誰もいなかった。あとはミスしないようにと思いました。ずっと緊張していたので涙は出ませんでした。ファンの声援はすごかった。声が聞こえてきました。地元で一番走っている水面、小さいころからずっとレースを見ていた水面でGIが勝てるとは夢にも思っていませんでした。こんなにいい職業はない。幸せです。来年のクラシックが決まったので、今年も来年も、ずっと活躍できる選手になりたい。去年はダメだったので今年は勝負のときに勝てるようになりたい。グランプリを目指します。今年はやれる気がするので頑張ります」。
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