中野仁照
中野仁照

常滑

【GI事前情報】地元3枚看板に加えて前田篤哉、中野仁照の活躍にも期待/常滑・トコタンキング決定戦

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展望

ボートレース常滑では3月9日にGI「開設71周年記念競走トコタンキング決定戦」が開幕する。BBCトーナメントに続いて池田浩二平本真之磯部誠の地元3枚看板が揃って参戦。中でも揺るがぬ主役となるのは、絶対エースの池田だ。当地はGI優勝3回を含むV28、走れば優勝を期待されてきた。地元の後押しに加えて、それにしっかり応えられる技量もある。平本は地元での機力出しに苦労しているが、持ち前の旋回力で補ってきた。磯部は正月レース連覇とムードはいい。

対する遠征勢も超強力。当地ダービー覇者の馬場貴也に、2大会前の周年覇者の山口剛は言わずと知れた当地巧者。SG優勝6回を誇る峰竜太もV有力で、他にも実力者が多数揃った。

水面・モーター

3月はそれなりに穏やかな水面になると思うが、防風ネットの効果は微弱。理由は近隣にあった旧市役所が取り壊され、その影響で横風も流れ込んでいる、とある地元選手が話していた。風向きもコロコロ変わるのでSも難しい。ただ、落ち着いた水面になるとインが圧倒的に有利。大げさではなく、番組マンの工夫がなければ1号艇以外の舟券はなかなか買えない。

初おろしから3か月が経過し、ようやくモーター相場が分かってきた。伸びに特長が出やすい6、35、61号機が何度かトップ級に仕上がった。他では19、51、55号機が上位を形成。BBCトーナメントで菅章哉が乗った62号機にも注目したい。

今節のキモ

当地のスーパーエース池田だが、正月、BBCトーナメントと今年は低調機に苦しんでいる。特にBBCトーナメントでは「セットを換えてとまでは言わないが、スリーブを換えてくれないと無理」と限られた整備では立て直せず凡走。現行モーターは機力差が相当あり、低調機を引いた時点で厳しい戦いが待っている。

もちろん、愛知支部としては池田に頼ってばかりではいられない。昨年は吉田裕平がGIを制するなど、新しい芽も育っている。続くのは前田篤哉中野仁照。特に中野はGIデビュー2節目でも好走が期待できるポテンシャルを秘めている。