土屋智則
土屋智則

戸田

気合のスタートから押し切って土屋智則が優勝/戸田・関東地区選手権

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ボートレース戸田のGI「第70回関東地区選手権」は15日にシリーズの幕を下ろした。

初日ドリーム戦は桐生順平、2日目ドリーム戦は毒島誠と関東の2大看板がイン逃げを決めたが、ともにターン系の調整に苦戦。強い追い風で1Mがぽちゃついたこともあったが、普段の鋭い旋回は鳴りを潜めた。

風の影響もあり、普段よりはまくりが威力を発揮できず。ターン回りや乗り心地がしっかりしている選手がポイントをまとめた。特に安定感が光ったのは土屋智則。伸びは目立たないが出足、回り足が強力で、追い風でもターンマークを回れる動きで予選トップ通過を決めた。

目を見張るパワーを見せつけたのは、土屋智の姉・土屋千明。エース47号機で中間速が抜群。軽量の恩恵もあり、追い上げる足は脅威となった。

桐生がやや苦戦していた中で、地元勢では佐藤翼が行き足、回り足を武器に準優勝戦の1号艇を奪取。昨年のダービーV機・北山康介も強力な行き足に仕上げて準優勝戦の1号艇を手に入れた。

準優12Rは1号艇に土屋智、2号艇に土屋千と姉弟が並ぶ布陣に。外枠には桐生、毒島が構えて、注目を集めた。結果は土屋智が逃げ、地元・桐生が意地の2着で優出。土屋千も奮闘したが、ここで力尽きた。

準優を経て、関東3地区から2人ずつが優出。最後は土屋智が気合のコンマ06スタートから逃走し、初の関東チャンプに輝いた。

優勝戦の結果はこちら 戸田12R

優勝者コメント・土屋智則

「優勝戦は久しぶりに緊張しました。スタートは自分のいける範囲で行こうと思ってました。準優勝戦で姉ちゃんにそんなにやられなかったので、それが自信になった。それで優勝戦は先に回れば大丈夫だろうと思えました。スタートをした瞬間くらいに、もう大丈夫だろうと思いました。

今年はここまで優出もなかったし、調子は良くはなかった。ここを勝てたので、これでいいリズムになって行くと思います。群馬は毒島さん、関浩哉くんと強い人が多いんで、結果を出さないと忘れられちゃうんで、勝てて良かった。年末のグランプリを目指して頑張って行きたいです」。