井口佳典
井口佳典

地元の大エース・井口佳典が最後に意地を見せつける/津・東海地区選手権

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最強・最長の大寒波に襲われたボートレース津のGI「第70回東海地区選手権競走」は10日に最終日を迎えた。3日の初日は開催できたが、4、5日は順延。6日はついに中止となり、6日制から5日制へ短縮された。1999年の住之江高松宮杯以来となる5日制のGI(優勝戦が行われず5日間で打ち切りは過去に3節)だったが、8日はなんと3R以降が中止。予選はわずか26個レースで、準優勝戦の18選手が決められた。番組関係者も枠番の割り振りなどでかなり苦労したようで、なんにせよ優勝戦が行われたことは不幸中の幸いだった。

また、中野仁照川井萌はGI水神祭を挙げることができ、忘れられないシリーズとなったことだろう。

菊地孝平以外はクラシック出場の権利がかかっていた優勝戦。波瀾万丈のシリーズは、地元の大エース・井口佳典の優勝で幕を閉じた。ようやくのクラシック出場権を獲得と昨年の苦戦ぶりが窺えるが、今年は正月戦に続く2V。ついに覚醒の時を迎えようとしている。

優勝戦の結果はこちら 津12R

優勝者コメント・井口佳典

「嬉しかった。準優は1号艇で飛んでしまって、お客さんにも迷惑をかけてしまったし、悔しくて眠れなかった。ピット離れはずっと気配があったし、菊地さんがあまり良くないことも分かっていた。そこは意識して強化しましたね。4コースを取れたことが勝因です。

これでクラシックも出場権が取れた。若松はマスターズチャンピオンも勝っているけど、地区選の前に一般戦で1号艇で負けてしまっている。そのお返しをしなきゃいけない。地元ダービーの出場権もあるし、4月には津周年もある。しっかり頑張ります」。