島村隆幸
島村隆幸

丸亀

「運一本ですね」島村隆幸が辛くも人気に応えてV/丸亀・四国地区選手権

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ボートレース丸亀のGI「第68回四国地区選手権競走」は10日に優勝戦が行われ、絶好枠に構えていた島村隆幸が激戦を制して優勝。昨年3月の尼崎開設71周年記念以来、通算4回目のGIタイトルを獲得した。

今節は4日連続で安定板装着と中盤まで荒れ水面となったが、最終日は安定板が着くこともなく、向い風6メートルのコンディション。優勝戦は枠なり3対3の隊形から4カドに引いた森高一真が伸びて、スロー勢に襲いかかる。島村がインから先マイ、森高のまくり差しは艇が浮き、さらにその内から5コースから差してきた林美憲を加えた3艇でバック並走となった。

2Mでは3艇の真ん中に位置していた森高が最内に構える林の上を叩いて、強気の握りマイに出る。しかし、林も抵抗する形になって両者はもつれ、その隙を差した島村が森高と並走の状態に持ち込む。2周1Mでは島村が森高を内から受け止めて先に回り、勝負はここで決した。

断然の一番人気に支持された島村にとってはまさに辛勝だった。「完全に差されていたし、2マークはどうしようかなと考えてました。森高さんが差していたら、優勝だったけど、握りましたからね。男気がありますね」と2Mの激しい攻防を、相手を称えながら冷静に振り返った。

準優10Rではコンマ00のタッチスタートで生き残る強運を発揮して、準優11Rで森高が2着に敗れたことで優勝戦の絶好枠を手にするなど運にも恵まれた島村。初の四国チャンプに輝いた要因を問われた時に「運一本ですね」という笑い声に一番実感がこもっていた。

優勝戦の結果はこちら 丸亀12R