確実に流れを引き寄せている島村隆幸が優勝に王手/丸亀・四国地区選手権

ボートレース丸亀のGI「第68回四国地区選手権競走」は10日、いよいよファイナルを迎える。

準優勝戦を勝ち上がったベスト6により、12Rで優勝戦が行われる。 5日目になってようやく風も緩まって、今節初めて安定板が取れての争いとなった。準優9Rからの悲喜こもごもの舞台裏をレースごとにリポートしよう。

9Rは節一パワーを誇る中村日向がインから力強く押し切って優出一番乗りを決めた。「今日は調整のゾーンの端っこだったけど、真ん中に入れば節一だと思いますよ」と仕上がりには自信満々だ。2回目の地区選制覇へ向け、「丸亀で優勝したことがないので勝ちたいですね」と意気込む。2年前の66回大会を制したときの舞台は鳴門。地元でGIを勝って2回目のSG出場切符をつかみ取りたい。1Mはセンター両者が握り合ったことで近江翔吾に好展開が巡ってきて、2着争いに競り勝った。「今年は外枠ですからね。自力で攻めて行きたいけど、1本持ちだし、展開待ちになると思います」と思惑を語った。昨年はV戦絶好枠を獲得したが、惜しくもものにできず準Vに終わっただけに、今年は気楽な立場で臨む。