奈須啓太
奈須啓太

芦屋

奈須啓太が自信を取り戻す逃走V

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ボートレース芦屋の「第13回楽天銀行杯」は9日に最終日の開催を迎えた。

1号艇が3連敗を喫する波乱の準優を勝ち上がった6人が最終12Rで優勝戦を戦った。進入に動きはなく、展示も本番も枠なり3対3。鋭い行き足から伸びを武器に節間4勝を挙げてシリーズを盛り上げた梅原祥平が、優勝戦もスリットから艇を伸ばして攻めていったが、これは4カドの佐々木翔斗がかろうじてブロック。それでも梅原は握って行こうとしたが、1号艇の奈須啓太がこれを許さず先マイ敢行。奈須のターンがやや流れてしまったところを2号艇の藤原仙二と3号艇の宇佐見淳が差し込んできたが、スピード旋回の奈須は舟が向いてからも一気に加速していく。バックで2艇身のリードを奪うと2Mも先取りして優勝を決定づけた。2番手はバックで内から藤原、宇佐見、梅原で並ぶ形。やや遅れて内を伝って上がってきた川北浩貴が苦しい態勢ながら2Mを先マイしようとしたが、梅原が抑え込みに行く。これを全速で抱いて回った藤原が2着。行かせて差した宇佐見が最後まで混戦を優位に進めて3着。2連単1-2は350円(1番人気)、3連単1-2-3は910円(2番人気)で決着した。

奈須は予選7位からの優勝戦1号艇というレアパターン。こういう時はあれよあれよということが多いが、今回は準優12Rで勝てば1号艇と分かっている状況でのものだっただけに勝負強さを感じさせた。昨年平和島のGⅡで特別戦初制覇。3月には同じく地元の若松クラシックでSG初参戦を控えている。まだケガから復帰3節目で、復帰戦の福岡で即優出していたものの「上手くいき過ぎてかえって怖くなっています」と語っていたが、優勝という最高の結果は自信になるに違いない。SGでの活躍にも期待したい。

優勝戦の結果はこちら 芦屋12R