多摩川初優出の藤原碧生がV

ボートレース多摩川の「ルーキーS第1戦スカパー！第25回JLCカップ」は15日、12Rで優勝戦が行われた。

初日のドリーム戦では前田滉、藤原碧生が、2日目のドリーム戦では上田健太、大澤風葵がそれぞれ優出を果たした。さらに荒木颯斗、香川颯太も準優で激しい走りを見せ、波乱を演出した。最終的に優勝戦に駒を進めた6人はいずれも当地初優出という新鮮な顔ぶれとなった。

優勝戦の絶好枠は、予選トップ通過から準優で執念の逆転勝ちを決めた上田。仕上がりに自信を持ち、人気が集まった。枠なり3対3の進入でスタート。大外の香川が少し遅れるも、他の5人はスリット上でほぼ横一線のスタートとなった。

カドからチルトを0.5度に上げた大澤が伸びを見せ、まくり差しを狙うが、2コースの前田に抵抗され艇間を割ることができず。インの上田が先マイし、その内側を藤原がまくり差してバックストレッチで両者が先陣争いを展開した。2マークでは藤原が先マイ、上田が差し返す形となったが、ホームストレッチでは藤原がわずかにリード。

2周1マークでは内を突いた上田を藤原が全速でつぶし、ここで藤原の首位が確定。3着には1マークで藤原の後ろをまくり差していた香川が入った。

藤原は通算6回目の優出で、当地では初優出ながら見事に初優勝を飾った。

2連単5-1は1,970円(9番人気)、3連単5-1-6は11,170円(40番人気)と、波乱の決着となった。

優勝戦の結果はこちら 多摩川12R