唐津
唐津
山田康二がイン速攻の王道V
{{ good_count }}
ボートレース唐津の「スポーツ報知杯」は15日に最終日を迎えた。
オープニングレースでいきなりビッグ配当が飛び出した。1号艇は今年18優出(2V)の実績を誇る岡村慶太で、人気が集中。危なげなく逃げ切る展開が予想されたが、1周1マークで中へこみとなり、樋口範政にまくられる波乱の展開に。続く1周2マークでは前を走る選手がキャビり、岡村はハンドルを右に切ってよけざるを得ず展開は最悪。結果は6着に沈んだ。ゴールしたのは中嶋誠一郎、後藤隼之、樋口の順で、3連単5-4-3は10万1670円(94番人気)の高配当となった。
優勝戦は風の影響がほぼないベタ水面でのレース。進入は3対3の枠なり。3コースの前田篤哉がやや遅れ気味のスタートだったが、インに構える山田康二を脅かす選手は現れず、山田康がイン速攻の王道Vを飾った。
2番手には吉永則雄が続いた。1周1マークでは5コースからスピードを持たせた好旋回で、4コースから差しを狙った作間章を叩き、さらに2コース差しを試みた富永修一の内側にボートをねじ込む技ありの走りを披露。続く1周2マークではターンが膨れてしまったが、2周1マークで先マイを決めて2着をキープ。3着争いは前田、富永、河野真也による大接戦となったが、最終マークで前田が河野を差し切った。
最終的な払い戻しは、2連単1-5が1,340円(4番人気)、3連単1-5-3が4,100円(13番人気)。
山田康は地元で2節連続の優勝を飾り、今年の優勝回数を5回に積み上げ、SGクラシック出場権争いに踏みとどまった。「かなり緊張しましたけど、いいターンができました。最近は調子がいいので、前以上にチャンスはあると思います。頑張ってきます」と意気込みを語った。
同期でグランプリ(GP)に初出場する河合佑樹の大活躍も大きな刺激になっている様子。山田康は17日から始まるGPシリーズ戦での活躍を目指し、住之江に乗り込む。