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「感無量って感じです」瓜生正義がグランプリへ弾みをつけるV/福岡チャンピオンカップ
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ボートレース福岡のGI「福岡チャンピオンカップ 開設71周年記念競走」は13日に閉幕。「やっぱり最後は瓜生正義がもっていくんやね!」と見守った博多のファンはヒーローに拍手と声援を送り、帰路についた。
優勝回数で上はいても、当地実績という点では瓜生の右に出るものはいない。SG3冠(09年オールスター、11年メモリアル、16年ダービー)に加えて、GIタイトルも3つ(04年ダイヤモンドカップ、07年周年記念、11年九州地区選)制している。そんな瓜生がまた一つ勲章を重ねたシリーズとなった。
ただ、当地に限らず、22年に選手会長に就任して以降は準優、優出止まりが続いた。「いち選手と、選手会の役職となると、どうしてもやらないといけないことが多くなるので、切り替えが大事。まだなんとなくではあるけど、ようやくその切り替えが少しずつできるようになってきたかな」と振り返ったように、24年は"走る選手会長"としてのスタイルがようやく確立された1年だったように思える。
最高の結末で次節のグランプリへと弾みをつけた瓜生。「まずはグランプリ1stを突破しないことには始まらないので。福岡は西山貴浩と2人だけど、頑張って行ってきます」とすでに視線は次節へと向けられている。16、21年に続く3度目の金冠獲得を狙って、どんなレースを見せてくれるのか、楽しみだ。
優勝者コメント・瓜生正義
「仕上がりに不安がなかったわけではないので、1日中緊張はしていました。スリット近辺はずっと良かったけど、外すと乗り心地、押し感を含めた道中の足に影響が出ていたので。展示は少し怪しかったけど、本番は良かったです。今節で一番合っていたんじゃないかな。トルク感があって、回ってからの押しがすごく良かった。最近の博多は取り切れないレースが続いていたので、優勝できたのはすごく嬉しいです。感無量って感じですね。次節はグランプリなので、このままひと段落せずに向かいたい。喜びすぎず、気を引き締めて(住之江に)行ければいいですね」。