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【GI事前情報】グランプリ前のGIで注目したいのは伏兵・竹井貴史/福岡チャンピオンカップ
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展望
ボートレース福岡のGI「福岡チャンピオンカップ開設71周年記念競走」は12月8日に開幕する。12月の周年開催は63回大会以来、8年ぶり。その時は3コースから差し抜けた萩原秀人がGI初制覇を飾っている。17日に開幕するSGグランプリ前最後のGI戦だが賞金争いも関係ないので、グランプリ組とそれ以外ではモチベーションに大きな差が出そう。伏兵の台頭も十分に考えられる大会だ。
地元勢は瓜生正義を筆頭に12人が参戦。来年3月には若松でSGクラシックが開催されるが、執筆時点で出場権利を持っていない篠崎仁志、前田将太、羽野直也にとっては残された数少ないチャンスになる。
遠征勢では今年のSG、GI戦線をリードした馬場貴也、毒島誠が揃い踏み。グランプリへ弾みをつけられるのか、注目したい。
水面・モーター
昨年大会はエース機を手にした山本寛久が9年ぶりのGI制覇。現行機は昨年ほど飛び抜けたエンジンは見当たらないが、中堅機と上位機では明らかにパワー差があり、まずは抽選結果が優勝の行方を大きく左右することになるだろう。
エース格は24、26号機。24号機は春先まで目立たなかったが、夏場を迎えて本格化。出足、伸びともにパワフルな動きを見せている。
一方、26号機は4、5月にシャフト、ギヤケースが中間整備で換わり急上昇。乗り手不問でスリット近辺の気配が目立つ。他では18、43、70、73号機が注目機。例年、冬場は向い風が強まる傾向があり、水面は荒れ気味。5mを越える強風の時はインを疑ってかかった方がいい。
今節のキモ
当地周年がSGグランプリ開幕前最後のGI戦。例年のことながら、この時期のGI戦は予想が難しい。素直に地力上位のグランプリ組を推すべきか、否か。ちなみに昨年12月に開催された芦屋周年は茅原悠紀、丸亀周年は馬場貴也とグランプリ組がそれぞれ優勝している。ただし、大一番を前にスタート事故やケガは厳禁。能力全開を期待するのは酷だろう。
伏兵で注目したいのは今年2Vがいずれも当地の竹井貴史。GI優出が大きな壁になっているが、そろそろ打ち破ってもいい頃合いだ。