平和島
平和島
香川素子が人気に応えて今年3度目の優勝/平和島ヴィーナスシリーズ
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ボートレース平和島の「マクール杯 ヴィーナスシリーズ第18戦」は30日に最終日を迎えた。天候に恵まれ、人気の女子レースを本場で観戦しようというファンが多く来場。現在、スタンドの建て替え工事が行われていて入場できるエリアが限られていたこともあって、一階のスタンド下は大勢の人で溢れ返り、場内は活気と熱気が充満していた。
最終日は追い風が吹いたことで内有利の流れになり、1、2号艇がそれぞれ5勝、3号艇が3勝を挙げた。特に際立ったのは2コースからの差し。3Rで赤井睦が2コース差しを決めたが、後半8Rでは2コース後藤美翼に差される事象もあった。
そんな中で迎えた優勝戦。枠なり3対3の進入から、6号艇・高石梨菜以外が0台のスリット合戦に。レースを作ったのは4カド武井莉里佳で、スリット後に伸びてまくりを敢行。イン香川素子はこれに抵抗しながらも何とか1マークを先マイして首位に立った。逃げる香川に対して、バックで豊田結、大豆生田蒼、高石が肉薄する。2マーク手前で内から先に回ろうとした大豆生田だったが大きく外に滑ってしまい、そのままバランスを崩して転覆。そこに乗り上げた豊田も落水となり、その間にブイ際へ切り込んだ高石がトップに台頭した。
しかし、さらに内へ切り込んだ香川が高石を捕らえてホームで再び逆転に成功。一番人気の重責に見事応えて優勝を果たした。3連単1-6-3は1万3870円(44番人気)。2着に人気薄の高石が絡んだことで、万舟決着となった。