三国
鳴門
【GI事前情報】荒れる冬場の鳴門で地元勢が躍動するか/鳴門大渦大賞
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展望
ボートレース鳴門のGI「大渦大賞開設71周年記念競走」は12月3日に開幕。グランプリ目前のGI戦は年末決戦への流れを見定める重要な戦いとなる。峰竜太も勢いをつけたいはずだ。今年は派手な活躍こそみせていないが、記念戦線では常に主役級の活躍を見せている。当地では2020年のオーシャンカップを制しているだけに、水面相性は問題なしだ。
島村隆幸は当地のエース格となってきた。今年の正月、GW、お盆シリーズはすべて優勝を飾り、地元戦での強さを見せつけている。地の利を生かす走りで強力な遠征組を迎え撃つ。当地周年を2回制しているのは池田浩二。菊地孝平は4月に行われたマスターズチャンピオンでのV実績が光る。
水面・モーター
気温がグッと下がるシーズンに突入すると、当地水面はホーム追い風が強まる日が目立ち、安定板装着、周回短縮のレースが多くなる。追い風5メートル前後だとイン艇が落として回るところに3コースのまくりがヒットして、高配当が飛び出す。それ以上に追い風が強まるとまくりは流れてしまい、アウトからじっくりと構えた差しがさらに高配当を呼ぶ。
エンジン相場は今年も流動的。エース候補が出ては消えてを繰り返している。そんな中でも70号機は使い初めからの安定株。54号機は優出を重ねて実績を残している。23号機は地元の片岡秀樹が10月に念願の初優勝を飾り、本体の底力をみせつけた上昇機だ。
今節のキモ
冬場の当地は難水面との戦いになる。ビュンビュンと風が吹くとトップクラスのレーサーでも手を焼く。一筋縄では収まらない水面は走り慣れている地元の利が生かせる。V候補に挙げている島村はもちろんだが、烏野賢太をはじめとするベテラン勢は、走り込んで体にしみこんでいる荒れ水面への対応力が頼もしい。遠征勢が苦戦する序盤戦は特に活躍する場面が増えそうだ。林美憲は的確な機力出しが魅力。田村隆信の大暴れする姿も楽しみ。市橋卓士は地元戦となるとスタート力はさらに切れ味を増す。
地元以外の要注目は坪井康晴。全場制覇達成まで残すは当地の身となっているだけに、目が離せない。