唐津
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吉川元浩が痛恨のF、優勝した茅原悠紀がファンへ感謝を語る
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ボートレース唐津の「ファン感謝3Daysボートレースバトルトーナメント」は14日に最終日が行われた。予報通りに風の影響がなく、絶好のコンディション。レディース対決となったオープニングレースは小野生奈が逃げ切り、人気に応えた。続く2Rではセミファイナルで敗退した峰竜太が、3コースから切れ味鋭いまくり差しでファンを魅了。その後も逃げや差しの本命決着が続いた。
緩やかな追い風が吹く静水面の下で行われたファイナル。枠なり3対3の進入からほぼ横一線のスタート隊形になり、吉川元浩がインから先マイに出るも痛恨のF。差しを狙った渋谷明憲の外を握って攻めた茅原悠紀が、繰り上がりで今年4回目、大会初優勝を飾った。
次位争いは渋谷と平高奈菜で接戦に。1度は渋谷を捕らえた平高だったが、2周2マークで全速戦に出た渋谷が2着を確保。平高は惜しくも3着に敗れた。2連単3-2は1,350円(8番人気)、3連単3-2-5は5,150円(30番人気)。優勝戦の売上は3億175万5800円だったが、Fによる返還で約91.4%にあたる2億7609万7900円が返還。大会の売上目標は30億円だったが、総売上は24億2847万3400円で目標には届かなかった。
茅原は「(恵まれVについては)複雑な気持ちです。スタートがあんなに早いとは思わなかった。足はグッと掛かる感じで走り出してからは良かった。(F2で)神経は相当とがらしています。ただ、スタートを遅れたくない理由は、ファンの方が内枠の時など、それなりに舟券を買ってくれているし、そこで単純にF2だから遅れていたら予想ができなくなる。最低限のところで行っているけど、本当は行きたくない。でも今後もファンのお金を無駄にしないように頑張ります」と語った。
茅原は今年7月に大村SGオーシャンカップを優勝。現在の賞金ランクは3位でグランプリ出場は確定しているが、尼崎SGグランドチャンピオンと丸亀メモリアルでスタート事故でF2の枷を背負いながらの戦いが続く。スタートに神経をすり減らしながらも、ファンの期待に応えたい思いで結果を残している。