常住蓮が2度目の優勝を飾る

ボートレース唐津で開催された「BTS三日月開設28周年記念」では、現行エンジンによる最後の戦いが展開された。

1Rでは、4カドからまくりを狙った数原魁に対し、6コースから嶋田有里が鋭いまくり差しを見せた。バックストレッチでは、嶋田が数原のボートに半艇身ほどねじ込み並走するも、1周2マークでの旋回でやや膨れ気味になり、数原が差し返す展開に。その後も嶋田は猛追したが、初勝利には一歩届かず。嶋田の初勝利は、9月6日に大村で開幕するGⅢ「オールレディース競走」で目指すこととなった。

優勝戦では、1号艇の常住蓮がインを守り、2号艇の魚谷智之と3号艇の堀本和也の内枠3人のピット離れに注目が集まった。魚谷が飛び出しかけたが、常住がインを死守。予選では中堅だった常住だが、準優勝戦ではピット離れやターンの立ち上がりで上積みに成功。優勝戦でも天候に合わせた動きが光り、インからコンマ06のトップスタートで逃げ切り、快勝を収めた。今年3月に地元で初優勝を飾って以来、自身2度目のVゴールを王道の逃げで達成した。得点トップからシリーズを制したことで、大きな自信を得たはず。次走は9月2日に三国で開幕するGⅡ「モーターボート大賞～地区代表戦～」で、常住のさらなる活躍が期待される。

2着には1周2マークで北川太一と杉山正樹を差した魚谷、3着には2周1マークで北川を差した杉山が入った。2連単1-2は220円（1人気）、3連単1-2-5は710円（2番人気）という結果だった。

優勝戦の結果はこちら 唐津12R