
丸亀
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8月27日に熱戦の幕を開けるボートレース丸亀のSG「第70回ボートレースメモリアル」。当地でのSGは6年ぶりと少し期間が空いたので、最近3年の好走選手はマークしておきたい。
昨年12月の71周年を制したのが馬場貴也。初日ドリーム戦を鮮やかに差し切り、その後も危なげなくオール3連対で完勝した。磯部誠は一昨年11月の70周年では優勝している。それまでヤングダービーや地区選は勝ったことがあったが、周年制覇はこの時が初。この優勝でグランプリ行きを当確にしてステップアップに成功した。さらに昨年のグラチャン制覇にもつなげたといっても良い。いわば出世水面だ。
白井英治は遠征勢の中では飛び抜けて出走機会が多い。記念では70周年優出5着ぐらいの実績だが、一般戦では常に優勝に絡んでいる。地元勢では片岡雅裕が70周年で準優勝。重成一人や森高一真には周年優勝歴が2回ずつあるが、かなり前のことになる。
しかし長期的なスパンで見れば、毒島誠が圧巻の強さ。13年の当地メモリアルでSG初優勝を飾り、18年もやはり当地開催のメモリアルでは第1走の3着以外は7連勝で無敵の強さを見せた。その後も21年の甲子園では峰竜太、馬場、桐生順平を完封。そして今年の5月には一般戦のあっせんが入って7戦6勝で優勝した。今回使用するエンジンの感触も確かめているはずだ。
現エンジンは昨年9月末から使用して10か月が経過。SGの2節後が使い納めとなる。初下ろしから2月の四国地区選手権までは伸びの15号機、実戦足の38号機、勝負強い31号機がエースの座を争った。ところが、昨年12月の71周年記念、地区選の2回のGIの両方でアピールできずに仕切り直し。記念を優勝した20号機は5月まで優出がなく、地区選を優勝した6号機はそもそも上位級でもなかった。
地区選後から春にかけては44号機一色だった。中間整備でギヤケース、キャリアボデーが換わってワースト機が大化け。3月の企業杯で濱野斗馬が地元初V、4月に西岡顕心がデビュー初Vを飾った。2連対率22.6%から6月には38.1%まで上昇して「21年のスーパーエース64号機の再来か」と話題を集めた。ところが、試運転中に転覆があってから気配が急降下。最近は選手のコメントも中堅前後だ。
現在は水谷理人がデビュー初優勝を飾った56号機、温水パイプが外れてから2回の節イチ級がある26号機、2連対率1位の7号機が「3強エンジン」として並び立つ。22年のレディースチャンピオンで優勝戦1号艇だった實森美祐のエンジンも2連対率は平凡だったが、前節のVエンジンだった。夏場はエンジンの実績、数字よりも前操者・2節前の気配を重視した方が良い。今年はSGの直前がお盆戦なので、このシリーズは要チェックとなる。
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