遠藤エミ
遠藤エミ

福岡

最強ヒロイン・遠藤エミが人気に応えてV/福岡レディースチャンピオン

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ボートレース福岡の「第38回レディースチャンピオン」は12日に閉幕した。

今節のキャッチコピーは「最強ヒロインになれますように」。その文言がぴったりと当てはまったのは遠藤エミだろう。シリーズ前からの優勝大本命が、しっかりと結果を残してみせた。本人も挙げたように、勝因は良機を引き当てたことが大きい。18号機は初日こそ調整不良が響いたが、2日目以降は尻上がりに加速感が増した。準優終了後に「自分が一番出ていると思います」と堂々の節イチ宣言。エース機の土屋千明の気配もかなり良かったが、準優ではその土屋千の攻めを難なく封じた。

2年前の大村クラシックで女子選手として初めてSGを勝って以降、SG、GIの斡旋が多くなり、男子の一線級を相手にする機会が増加。SGで女子選手が結果を出すのは容易なことではない。優勝した大村クラシック以降、SGは9大会連続で予選落ちに終わった。「チャンスをモノにできなくて、心が折れかけた時もあった」と振り返る。それでも今年は3月クラシック、7月オーシャンカップで予選を突破。「モチベーションも上がってきたし、もっと頑張りたいと思えるようになった」と再び頂点を目指す心構えができてきた。

今大会の優勝賞金1300万円を加算して女子賞金ランクは1位、全体の賞金ランクでも21位まで順位を上げることができた。見据えるのは2度目のグランプリ挑戦。ボートレース界の歴史の扉をこじ開けた先駆者として、走り続ける。

優勝戦の結果はこちら 福岡12R

優勝者コメント・遠藤エミ

「スタートは途中で早いと思って様子を見ました。自分の足が一番良さそうだったので、周りはあまり気にならなかったです。足は本当に良かったです。優勝戦はさらに良くて完璧でした。エンジンが本当に良かったです。勝因はエンジンですね。

連覇というのは頭になかったけど、優勝できたことはうれしいです。姉の誕生日だったので、そのために優勝したいなとは思っていました。グランプリはチャンスがあれば、頑張ります。

(レディースチャンピオン、クイーンズの同年Vは)今は頭にないです。次の節、という感じです」。