島川光男
島川光男

尼崎

「まくりで勝つことができて良かった」島川光男が3年ぶりのV/尼崎マクール杯

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ボートレース尼崎の「マクール杯~まくってちょ~うだい!!~」は2日に最終日を迎えて、島川光男の優勝でシリーズの幕を閉じた。

それにしても面白い優勝戦だった。進入から波乱含みで、S展示と本番で並びが変わった。人気を集めた1号艇・中村晃朋と2号艇・島川はコースを主張。6号艇・山室展弘と共に5号艇・竹田辰也がスローに合流して、伸びる井上大輔鰐部太空海がダッシュへ構えた。スリットでトップスタートを決めたのは島川。そのまま2コースまくりで中村を沈めて、3年ぶりのVを飾った。初優勝を狙った鰐部はあと一歩だったが、立ちはだかったのがマスターズ世代の島川と山室だったことも面白い。見どころ満載の熱い優勝戦だった。

「まくってちょ~うだい!」のサブタイトル通り、毎日まくり賞が飛び出した今節。当地はインが強くまくり無しの日も少なくないが、終わってみれば5日間で合計12本のまくりが決まった。まくり賞の抽選も盛り上がり、いつもは肉系の賞品が大人気になるが、今節は意外にもアイス&プリンの特選スイーツが大好評。猛暑の影響でアイス人気はすごかった。

少し残念だったのは、女子勢がまくり賞をゲットできなかったことだ。軽量の利は直線で特に影響が出るだけに何本か出ると思っていたが、次の機会に期待しよう。

優勝候補だった林美憲はまさかの大苦戦を強いられたが、4日目にまくり賞をゲットすると最終日は2連対締め。最後はモーターを立て直して意地を見せつけた。松崎祐太郎も準優1号艇で敗れてしまったが、最終日は選抜戦1号艇でリベンジに成功。こちらも白星締めで格好をつけた。

優勝戦の結果はこちら 尼崎12R

優勝者コメント・島川光男

「仕上がりは出足がしっかりしてると思っていた。自信を持ってレースに行けましたね。山室展弘選手が前付けにくるのは分かっていたけど、竹田辰也選手までくるとは考えていなかった。3コースも想定していたけど、2コースから行きました。Sは少し勘とズレていたけど1マークで出切ったので、まくりました。自分が若い頃から培ったまくりで勝つことができて良かったですね。前回のまくってちょ~うだいの時は低勝率機でまくれなかった。近代ボートのモーターではなかなかまくれないですからね。

優勝戦にはちょくちょく乗っていますが、感覚とのズレがあったのかな。これで忘れられると思う。パリオリンピックが行われています。メダリストの努力にはかないませんが、これからも一生懸命レースします」。