乱戦ムードの優勝戦は島川光男が制して万舟決着/尼崎マクール杯

ボートレース尼崎の「マクール杯～まくってちょ～うだい！！～」は2日に最終日を迎えた。選抜戦10Rは松崎祐太郎、11Rは中田元泰が揃ってインから逃げ切り。準優で惜敗した2人が最後は白星締めを決めた。

注目の優勝戦。S展示では12356カド4の並びだったが、本番では1256カド34の隊形に。スリットではイン中村晃朋が後手を踏み、コンマ15のトップスタートを決めた島川光男がジカまくり。5カドから伸びてきた井上大輔が2段まくりを敢行するも届かず、島川が首位へ台頭した。続く2マークを先に回った島川がそのまま1着でゴール。井上が2着。1マーク最内差しから追い上げた山室展弘が鰐部太空海を振り切って3着を守った。

優勝した島川は通算74度目、今年初、当地通算では6度目のV。初日連勝スタートから3日目は5着を連発。出入りが激しいシリーズだったが、準優勝戦、優勝戦はきっちり仕上げて勝負強さも発揮。還暦目前ながら迫力のまくり勝ちで優勝を飾った。

なお、最終日は逃げ7本(30)、差し0本(16)、まくり2本(12)、まくり差し3本(9)、抜き0本(2)。コース別ではインから7(31)、1(5)、1(9)、1(9)、2(4)、0(2)。万舟券は4本(11)。カッコ内は5日間トータル。最終日のまくり賞は優勝した島川と松本一毅の二人。ともに2本目のまくり賞で、抽選結果も揃って「和菓子セット」だった。

優勝戦の結果はこちら 尼崎12R