片橋幸貴
片橋幸貴

江戸川

優勝はハートの強さが光った片橋幸貴/江戸川モーターボート大賞

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ボートレース江戸川では21日にGⅡ「江戸川634杯 モーターボート大賞」の最終日を迎えた。

「東京支部VS全国選抜」のサブタイトルで争われた当節だったが、最終的に軍配が挙がったのは全国選抜の片橋幸貴となった。

当節は東京支部にも大池佑来をはじめ屈指の当地巧者が集結はしたが、近況の江戸川戦の強さでは片橋はその地元東京勢以上とも言える存在だった。とにかく波風を恐れない猛烈な全速ターンは圧巻の一言。最後も追い風7m/秒、追い潮40cmの状況下で、角度のつきづらい2コースから見事まくって勝ってみせた。

勝利後に「江戸川は地元と思っているので。だけど、今節もらったTシャツは全国選抜側のやつでしたね(笑)。もっと頑張って、(地元選手だと)認めてもらえるように頑張りたい(笑)」と冗談で話したが、まさに地元勢以上の水面適性、そしてハートの強さが光った。

片橋は自ら語るとおり「ペラはド素人、ターンはプロ」という、レース型の選手とも言えるだろう。エンジン出しという面では苦労することが多いタイプだが、地の機力を得た時は今後も上位グレード戦、特に難水面状況のケースでは狙って行きたい選手と言えるだろう。

優勝戦の結果はこちら 江戸川12R

優勝者コメント・片橋幸貴

「優勝は普通に実感しかない(笑)。普通に獲りました、はい(笑)。権ちゃんが展示で遅れたから、さすがに早仕掛けしてくるだろうと思ったけど…。レースでも思ったより向こうが遅れてて、抜け出せれば…とは思った。1Mはまくり差されないようにしっかり100点のターンが出来た。江戸川はテクニックがある人は他にもいるけど、勢いは自分もあるしターンには自信があります。(相棒の)51号機は最後まで頑張ってくれました。全部の足が上位級でしたね。今節はエンジンと、(ペラを教えてくれた)颯太と、自分の江戸川相性で取れましたね。

(今後の目標は)自分はSGとか、優勝をしたいとかそういう目標を立てられる選手ではないです。しっかり目の前の一走を勝つことだけしか出来ない。これからもやれることを全力でやっていきたい」。