西村拓也
西村拓也

尼崎

準優勝戦は最後に大波乱!激戦の末に10万舟で決着/尼崎グランドチャンピオン

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ボートレース尼崎のSG「第34回グランドチャンピオン」は29日に準優勝戦を迎え、予選を突破した18人が優勝戦の椅子をかけて熾烈なバトルを繰り広げた。

10Rの進入は枠なり3対3。カド稲田浩二が唯一人のゼロ台トップSを決めたが、伸び切るには至らず、イン宮地元輝がガッチリ先マイ。そのまま優出一番乗りを決めた。まくり差しで切り込んだ平本真之が追走して、2着を守り切った。宮地は4日目から3連勝と勢いに乗っており、行き足と回ってからの足は上位。平本も舟の向きや回り足が上々で、上位に近い中堅上位になっている。

11Rも進入は枠なり3対3。スリットでは2コース山口剛以外は0台の踏み込みを決めて、土屋智則がインで踏ん張って押し切った。ブン回した池田浩二と差した山口で連争い。バックで一歩前に出た池田は2マークも冷静に山口を差しさばいて優出切符を手にした。土屋は特訓から力強い行き足で、出足系は上位。池田は準優前にセット交換を敢行。回ってからグッと前に出た足は明らかに良化していた。

11Rまで全て逃げ決着とインが猛威を振るう中で迎えた12Rも1枠・徳増秀樹が逃げ切りを図ったが、僅かに艇が浮いて1マークは流れ気味のターンに。そこへ、滑らかにまくり差しを入れたのは西村拓也。バックでは徳増と併走に持ち込んで、2マークを内有利に先取り。そこから一気に後続を突き放した。

徳増は大きく流れて、内へ切り込んだ上條暢嵩が2着争いに浮上。3周にわたって徳増VS上條の大熱戦が繰り広げられ、最終マークで徳増の内に舳先をネジ込んだ上條が最後の優出切符を奪取した。徳増はバランスを崩し、その隙に長田頼宗が逆転に成功。3連単5-4-3は10万6460円と今節一番の超ビッグ配当になった。西村は伸び寄りだが出足も上々で上位の一角。上條は出足、回り足を中心に上位級だ。

優勝戦は土屋が2度目のSG制覇に王手。西村と上條はSG初Vに挑戦する。宮地の仕上がりは右肩上がりで、実績はダントツの池田も不気味。さらに当地SGで3度目の優出となる平本も侮れない。見どころ満載の一戦を見逃すことなかれ。

なお、5日目は逃げ11本(45)、差し0本(9)、まくり0本(2)、まくり差し1本(6)、抜き0本(1)。コース別ではインから11(45)、0(7)、0(2)、0(2)、1(4)、0(0)。万舟券は1本(13)。カッコ内は5日間トータル。5日目は11本連続のイン逃げ決着からの最後は大荒れだったが、最終日もイン天国は続きそう。また、天気は崩れる予報で、S展示の気配チェックは忘れずに。

優勝戦の出走表はこちら 尼崎12R

前日とのランク変動を表しています。
...2ランク以上UP
...1ランクUP
...変化なし
...1ランクダウン
...2ランク以上ダウン
エンジンパワーランキング
5上位級 峰 竜太 土屋 智則 宮地 元輝
4中堅上位級 徳増 秀樹 池田 浩二 菊地 孝平 山口 剛 平本 真之 篠崎 元志 西村 拓也 桑原 悠 上條 暢嵩
3中堅級 今垣 光太郎 松井 繁 田中 信一郎 辻 栄蔵 寺田 祥 赤岩 善生 坪井 康晴 石野 貴之 毒島 誠 馬場 貴也 長田 頼宗 西山 貴浩 茅原 悠紀 桐生 順平 山田 康二 深谷 知博 佐藤 翼 磯部 誠 島村 隆幸 山崎 郡 吉田 裕平 新開 航
2下位級 石渡 鉄兵 原田 幸哉 瓜生 正義 吉川 元浩 重成 一人 中島 孝平 井口 佳典 田村 隆信 萩原 秀人 稲田 浩二 岡崎 恭裕 片岡 雅裕 篠崎 仁志 前田 将太 羽野 直也 関 浩哉