佐藤隆太郎
佐藤隆太郎

若松

佐藤隆太郎が逆転優勝でダービー、クラシック出場が見えてきた

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ボートレース若松の「ギラヴァンツ北九州杯」は7日に優勝戦が行われ、佐藤隆太郎が1周2マークで逆転して今年4回目、当地は初、通算11回目の優勝を飾った。

圧倒的な人気を集めた1号艇の永田啓二がまさかのピット離れ失敗。回り直してインは確保したが、100M起こしになった。スリットではコンマ07のトップスタートを決めて逃げ態勢に構えたものの、追い風が少し強かったこともあってターンマークを外してしまう。空いた懐へ2コース松村敏が差し、3コース佐藤がまくり差しを入れて永田に肉薄。それでも永田は1艇身のリードがあったが、松村がギリギリまで引かずに粘ったこともあり、1周2マークは懐が全くなかったうえ、ブイに接触して失速。ここで佐藤が大逆転の差しを決めた。

その2マークでは立間充宏金子萌も差して連争いに浮上。永田は4番手まで後退したものの、2周1マークを全速ターンで2人を一気に突き放し、意地の2着。金子は立間に競り勝って3着を確保した。

佐藤は約9年ぶり、2回目の当地出場。下降している元上位機を見事に蘇らせて、最後は節一と目されていた永田からも「佐藤君の方が出ている」と言わせるほどの仕上がりになった。展開も味方したが、仮に永田がブイに接触していなくても角度的には差して逆転していただろう。今年は早くも4回目の優勝を飾って、来年当地のボート―レスクラシック出場も視野に入ってきた。また、8月にはメモリアルでSG初出場、そして今節でダービー勝率も一気に52位以内へと浮上した。

優勝戦の結果はこちら 若松12R