山口剛
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宮島

【GI事前情報】宮島地区選Vの山口剛が総大将、復調著しい原田幸哉と菊地孝平/宮島チャンピオンカップ

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展望

ボートレース宮島のGI「宮島チャンピオンカップ開設70周年記念」が9日に開幕する。ボートレース宮島の誕生から70年のアニバーサリー大会。この節目の大会に意気揚々とV有力候補として登場するのは地元の山口剛。昨年末に悔しい思いをした「あの舞台(グランプリ)に取り返しに行く」と意気込む今年は2月に当地GI「中国地区選手権」を制し、約15年ぶりに中国チャンプへ返り咲いた。勢いそのままに今大会もV取りなるか!?

ただ23年のグランプリ覇者である石野貴之に、3月には今年初SG「ボートレースクラシック」を制した毒島誠、さらには原田幸哉菊地孝平と銘柄級がズラリと名を連ね、前年度チャンプの島村隆幸も参戦。激戦必至のV争いが見られそうだ。

水面・モーター

開催時期は6月。梅雨入りだと序盤は回転調整に頭を悩ます季節。気になる潮回りだが、3日目までは午前中が満潮時刻で、それ以降は後半レースの時間帯に満潮を迎える。ただ4日目以降の終盤戦は干満差もさほどない小潮だけに、強烈な風が吹かない限りはスピード水面となりそうだ。

エンジンは23年10月から使用し、大会を迎える頃には約8か月が経過。ただ、ここまでの動きを見る限りでは絶対的なエース機は不在の状態。固め取りしているエンジンがなく、4月初めの段階で2連率40%を超えるエンジンが13機もある。無論、勝率上位機が有利なのは当然だが、総じて直線系がいいのが目立つ。チェックしておきたいのは11、62、73号機あたりか。

今節のキモ

魅力的な若手も多く参戦予定となっている今大会だが、中でも地元最若手の浜先真範からは目が離せない。24年2月のGI「中国地区選手権」は予選を突破し、準優では茅原悠紀のイン戦を2コースから快速Sを踏み込んでジカまくりで撃破したレースは衝撃的だった。近況のリズムも上々。この浜先の好走に刺激を受けて大上卓人田中辰彦が躍動する姿も心待ちにしたい。