平和島
平和島
奈須啓太が自身初となる記念Vで地元クラシックの出場権を獲得/平和島モーターボート大賞
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ボートレース平和島で14日から6日間に渡って熱戦が繰り広げられてきた「モーターボート大賞~G1・G2優出者バトル~」は19日が最終日。最終日は日曜日ということもあり、本場には多くのファンが来場。前日にも増して、大きな歓声がこだましていた。天気は下り坂で本降りではなかったものの後半レースの頃は雨模様となり、傘のハナが開いた。しかし、風は弱く水面コンディション自体は良好。
そして注目の優勝戦。準優でのスタート事故もまだ記憶に新しい中ではあったが、1枠の奈須啓太は素晴らしい加速感を伴いながら、スリットをコンマ04という早いタイミングで通過。戦いの後には「レースが近づくにつれて緊張してきた」と振り返ったが、そんな緊張感を微塵も感じさせないスタートの思い切りの良さ、そして落ち着いた1マークの旋回を披露して、華麗なる逃走劇の主役として本命党の期待に応えてみせた。
2コースから差した後、2マークでは宮之原輝紀を差してさばいた大池佑来が2着に入線。前田将太が宮之原をが猛追したことで、3着争いは最後まで接戦となり、本場のファンは大盛り上がり。これは写真判定までもつれこみ、宮之原の3着が確定した時にはスタンドがドッと沸いた。
優勝した奈須は2005年にデビューし、選手生活19年目にして、嬉しい特別競走初Vに。来年のクラシックの開催地は、奈須にとって地元の若松。その出場キップを手に入れた。
優勝者コメント・奈須啓太
「風が止んでいた方がスタートは思い切り行けると思っていたので、風が止んだことが自分にとってツキがありました。スタートではハナを切ったし、水面もキレイだったので落ち着いて回れました。(クラシック出場について)最近は正直言って調子が悪かったしA2にも落ちたし、今のままで行っても通用しないと思うので、これをキッカケにして這い上がって、もっと上を目指して頑張っていこうと思います」。