出畑孝典
出畑孝典

唐津

出畑孝典が余裕のパワー逃げで唐津初優勝

{{ good_count }}

ボートレース唐津の「トータリゼータエンジニアリング杯」は4日に最終日を迎えた。ダッシュ枠2走だった幸野史明は、前半5Rで5コースからまくり差しで勝利。後半11Rは北山康介野長瀬正孝との激しい首位争いを制して、連勝締めとした。今シリーズは4勝、2着3本、3着2本と活躍。29号機は数字こそ低いが、昨年12月末の中間整備以降は好パワーを誇っている。今節は優出を逃してしまったが、幸野自身も「足は完璧。全部いいです」と完調宣言。次節以降も注目したいエンジンだ。

優勝戦はチルトを0に跳ねた松下一也が、スタート展示同様に3カドへ。行き足から伸びはトップ級でまくり一撃も期待されたが、スタートを張り込んだ今井貴士を壁役にしたシリーズリーダー出畑孝典が余裕のパワー逃げ。2着は2コースから差し追走の今井で、松下の猛追をしのいだ。2連単1-2は260円(1番人気)、3連単1-2-3は620円(1番人気)。

出畑は節間8勝の荒稼ぎで、2022年7月27日のびわこ一般戦以来、通算33回目の優勝、当地は初Vとなった。出畑が乗った19号機は前節のヴィーナスシリーズで赤井睦が使用。イン逃げを決めて悲願の初優勝を飾っている。赤井と同じく、出畑も文句なしの節一仕立てに仕上げていた。出畑は「GIでこのエンジンを引いた選手は優勝すると思いますよ」と言い残しており、前述の29号機とともに26日から始まるGI「ダイヤモンドカップ」では誰の手に渡るのか注目したい。

優勝戦の結果はこちら 唐津12R