浜名湖
浜名湖
アクシデント連発の最終決戦は谷野錬志が制す
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ボートレース浜名湖の「BTS玉川25周年記念 Wave21杯」は20日に最終日を迎えた。安定板が装着された4日目までとは条件が一変。風は収まり、気温は20度オーバーして、天候も回復した中で優勝戦が行われた。
スタート展示と同様、枠なり3対3の進入。インからコンマ07と唯一0台スタートを決めた谷野錬志が1Mを先に回り、4カドからまくり差しを狙った笠原亮を振り切った。そのままバックでリードを広げた谷野が1着でゴール。今年2度目、通算では31度目、地元では6度目の優勝を飾った。
次位争いは笠原、中山雄太、赤坂俊輔による攻防となり、2M全速戦に出た笠原が単独2番手に浮上。内へ切り込んできた赤坂に前をふさがれた中山がバランスを崩して転覆し、ブイ際を小回りした川尻泰輔が3着争いに持ち込む。2周1Mは内から先に回ろうとした川尻だったが、派手に振り込んでまさかの転覆。事故を避けるために赤坂は大きく回らざるを得なくなり、その間に後方から経済コースをクルリと回った大橋純一郎が3着に入った。終わってみれば地元3人で上位を独占。2連単1-4は320円で2番人気、3連単1-4-6は2,330円9番人気で決着した。
9R終了後に行われたスタート特訓の時間帯では追い風が吹いていたが、向い気味の風に変化した影響もあってスタート展示ではコンマ28と大きく立ち遅れていた谷野。本番ではしっかりとスタート勘を修正した上での完勝劇だった。レース前は「しっかりと勝ちたいですね」と話していたが、有言実行の走りで圧倒的な支持に応えた。今年は1月鳴門から蒲郡での地区選を含めて4連続優出、2Vと好調。この勢いを持続できれば、大舞台でのタイトル奪取も期待できる。