山崎郡
山崎郡

尼崎

思い出の初勝利の舞台で予感通りの記念初Vを山崎郡が手にした/尼崎近畿地区選手権

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ボートレース尼崎のGI「第67回近畿地区選手権競走」は14日に山崎郡の優勝で幕を閉じた。 嬉しい記念初Vとなった。山崎は注目モーターをゲットして前検からバリバリ気配。終わってみればオール3連対のおまけ付きで、ほぼ完璧に近いシリーズだった。大きな自信をゲットして今後のさらなる飛躍にも期待したい。

その山崎に引っ張られるように小池修平木下翔太も優勝戦に駒を進めた。一番の大所帯であった大阪支部のこれからを背負っていく世代が見事に台頭。小池も木下も記念初Vを予感させるレースっぷりで、改めて層の厚さを感じさせた。

滋賀支部は4年連続の地区選制覇と馬場貴也の連覇は逃したが、その馬場が準優で見せた絶品ターンは実に印象的だった。勝負所であのターンができることがまさに強さの証なのだろう。遠藤エミも女子で唯一人、予選突破を果たしてSGホルダーの意地を見せた。福井支部は今垣光太郎金田智博の2本目のFは残念だったが、中島孝平が孤軍奮闘。優出こそ逃したが、エースらしい存在感を示した。

そして地元兵庫支部。宮田龍馬が地元記念で2勝マークで予選突破、重木輝彦が記念初優出は嬉しいトピックス。大阪支部に比べると若手の層は厚いとは言えないが、だからこそこの二人の今後には大いに期待したい。そして大将格の魚谷智之がきっちり優出を果たした。頼りになる存在感で、今年こそ復活の狼煙を上げて欲しい。また当地では高勝率機が大舞台になると意外と噴かないパターンが結構あったが、今節はまさに2枚看板のモーターが優勝戦の1、2枠を占拠した。全体に見ても今節は素性がいいモーターがしっかり仕上がる傾向が強かった印象。山崎の24号機、魚谷の10号機は今後も不動のツートップとして注目したい。

優勝戦の結果はこちら 尼崎12R  

優勝者コメント・山崎郡

「まさかここに立っているとは思いませんでした。(24号機を引いて)数字あるモーターだと思っていました。前検日は悪くないが評判ほどではないと思ったが、GIなので思い切った調整をしないと出遅れると思ってペラを叩いた。それが今節の結果に繋がったと思います。最後は気温も上がってきたがいいモーターなので調整の幅が広くて大きな調整はしなかった。今節は流れが良かったですね。優勝戦はSもまずまず行けて、1マークも悪くないターンができたと思う。魚谷さんがいい足をしていたのでゴールするまで気は抜けなかった。(記念初Vだが)自分はタイトルよりも自分にできることを毎回やっていて、それが実を結んでくれた。だからもっと頑張ろうと自覚が芽生えましたね。SGの権利も取れたがいつも通りマイペースで頑張りたい。近畿はすごい選手ばかりなので誇りに思います。尼崎はデビュー初勝利だったし来る前に何かあるかなって、ひらめきというか優勝できるんじゃないかと一瞬思って、こんなこともあるかなという感じです。これからも空回りしないように頑張ります」。