宮島
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山口剛が2024年最高のスタートを切った
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ボートレース宮島の「第50回日刊スポーツ栄光楯新春広島ダービー」は4日に最終日を迎え、山口剛の優勝で幕を閉じた。
予選道中は強風のため安定板が着くなど、水面もレース内容も荒れムード。節一級の実戦足でV本命と見られていた大上卓人はFに散り、予選トップ通過を果たした高橋竜矢も準優で敗退したが、この乱戦に終止符を打ったのが山口だった。
優勝戦ではインに構えた山口に対して、3号艇の船岡洋一郎が3カドを選択。12カド3456の進入から、スリットはほぼ横一線になった。そうなれば、山口がインの強みを発揮。1M先マイ態勢に持ち込むと、バックでは後続を一気に突き放して一人旅となった。
まくりに出た船岡は届かず、まくり差した別府昌樹と2番手争いに。互いに一歩も譲らない大激戦となったが、2周2Mで内から牽制しながら先に回った船岡が何とか別府を引き離して2着を取り切った。
山口は今年初優勝で、通算54回目、当地では19度目のV。2023年のSGグランプリでは転覆にFと、本領を発揮する前に終戦してしまった。大舞台に残してきた忘れ物を取り戻す長く険しい2024年のリベンジロードは、このVから始まるはずだ。