前検一番時計を叩き出した杉山裕也の気配が抜群

ボートレース下関の海響ドリームナイター「BTS山口あじすオープン12周年記念」は21日に開幕し、25日までの5日間開催で行われる。

初日メインの「ドリーム戦」1号艇に選ばれたのが末永祐輝。前検はエンジン抽選、スタート練習が行われた。そんな中、末永祐は前節のミッドナイトレースで三浦敬太が優勝した上り調子の63号機を運良く引き当てた。「エンジンはしっかりしている。ペラはそのまま。班でも伸びていってる感じはあった。でも前回の成績を考えれば、もう少し欲しい。ペラは乗りながら調整していく。優勝できるように、今節はいろんなものを背負って走りたい」とコメント。しっかりスタートを行って好発進したいところだ。

ドリーム組では杉山裕也の気配が抜群で前検一番時計を叩き出した。「悪くなかったと思う。エンジン本体は悪くない。しっかり回転を合わせるだけ。下がることはなかった。最近のリズムは悪くないけど、勝負所で弱い。前回三国は優勝戦1号艇で優勝できなかった。今回リベンジします」と燃えていた。12Rは5コースから上位着を目指す。

期末で選手が気になるのが勝率。A2勝負駆けで気合が入るのが木場悠介。「回り過ぎだったので叩きました。いいと思います。ターン回りがいいし、伸びも分がいい。前検としてはめちゃくちゃいい。勝負駆けなので頑張りたい」と強調していた。前走地はぎっくり腰で途中帰郷し、しっかり治療して当地入りした。好素性機をゲットした今節は勝率アップに燃える。

その他、広島支部の下寺秀和と山崎裕司は好エンジンを手にした。下寺は「足はいい。ターン回りはまだ分からないけど、行き足が良かったし、直線がいい。班でも出ていっていた」と大暴れの予感が漂う。山崎は津留浩一郎が乗って伸びていた47号機で楽しみは十分だ。

ドリーム戦の出走表はこちら 下関12R