整備で正解を出した山口剛が2日目ドリーム戦を快勝

ボートレース下関の海響ドリームナイターGⅢ「長府製作所杯」は6日、予選3日目を開催する。

2日目メインの12R「ドリーム戦2nd」は、1号艇の山口剛がイン逃げで圧勝。2日目は山口、高濱芳久、永井彪也が1着を2本並べた。2コース差しとイン逃げを決めた山口は出足が抜群で伸びも悪くない。「リング交換でターン出口の押しが出て来た。スタート遅れてからでも差して届いたしね。整備は正解。細かい所はやり切った」とパワーアップ。中の上くらいはありそうだ。

高濱はヤングダービーで高田ひかるが噴いていた17号機に納得。「まだペラは叩いていない。夜の方がいい。出足は悪くないけど、もう少し。伸びはいい。高田選手ほどではないけど十分です。今節は自分のスタイルではなく、エンジンに合わせていく」と伸びは間違いばくトップクラス。ピットでは熱心にゲージを作っていた。

永井は4カドからの差しとイン逃げを決めた。「前半は1Mうまく抜け出せて良かった。足は悪くなくて、しっかりしている。全体的に良さそうで、やられる感じはない。いい部類には入っている。昼、夜でも調整が変わるし、今の時期は気温の変化も大きい。しっかり微調整してきます」と強調していた。

3日目の12Rは中田竜太が1号艇で登場するが、今節は低調機に苦戦。初日は伸びで下がっていたが、「ドリーム戦はすごく悪かったので、本体を戻してキャブとキャリアボデーを交換。初日前半よりも良くなっているし、レース足は悪くない。道中も伸びでやられることはなくなった。ただ、スタートする時のスリット足が気になる。そこを求めて調整する」と本体整備で機力アップ。中堅くらいにはなっている。逃げて人気に応えるとみる。対抗は山口で両者のマッチ戦が有力だ。