高濱芳久と荻野裕介が選手間で評判の舟足

ボートレース下関の海響ドリームナイターGⅢ「長府製作所杯」は4日から9日までの6日間開催。今節はWドリームが組まれており、初日は徳増秀樹、2日目は山口剛が1号艇で出場する。

低調機シリーズとあって、19号機などAランクの好素性機や、ヤングダービーで上條暢嵩が優勝した69号機は出ていない。初日12R「ドリーム戦」1号艇の徳増は「ペラはそのままで行ったけど、起こしからへたっているし、全部の足が良くない」とコメント。それでもイン戦はめっぽう強く、逃げ切りに期待したい。

一方、山口は初日7Rの1回走りだが、2連対率23.7％のモーターを引いてしまった。「今節は忙しくなりそう。班では荻野裕介さんが良さそうで、伸びでいかれていて差があった。いっぱい整備してあるけど、ひとつずつやっていくしかない」と本体整備を含めて上積みを目指す。ただ、山口は悪いエンジンを引いてもスタートと鋭い旋回でなんとかするタイプ。初日の展示気配に注目したい。

前検は高濱芳久と荻野が選手間で評判の舟足。高濱はヤングダービーで高田ひかるが乗って伸びが抜群だった17号機。高濱は「伸びに寄っている感じはない。ターンで少し重さがあるけど、そこまで違和感はなかった。伸びは魅力的。Sで遅れてしまうことがあるのが気になるけど、このまま行ってみる」とストレートは◎。荻野は新開航がヤングダービーで優出した49号機で「行き足は良さそう。ペラはこのままでチルトだけマイナスにするかも。ペラを確認します」と話していた。初日の出番は9R。4カドから見せ場を作るかもしれない。

初日インで鉄板なのは11Rの吉田拡郎だろう。賞金ランクは14位。この位置をキープしてグランプリに出たいところ。前検は「回転は上がっていた。荻野選手は出ていたかな。乗り心地はもう少し食ついてほしい。直線は悪くないし、回った感じはいい」と足はまずまずの様だ。

ドリーム戦の出走表はこちら 下関12R