地元の中村泰平が早くも仕上がった

ボートレース常滑の「チケットショップ高浜開設5周年記念競走」は1日に開幕。 初日メインの「予選ドリーム戦」は、人気を集めた杉山正樹が辛勝。1マークは谷川祐一にまくり差しを許したが、2マークでどうにか差し返しての勝利だった。「記念のペラだと全然上がってこない。今回の方が気温低いのでどうしてか…。今のペラだとつながりはいいけど、ピッチが強いから伸びで下がる。エンジンで生きてきた人間がエンジン出ないんでは厳しい。まあ、もう少しあがいてみます」と話す。今回はいつになく機力出しに苦しんでいる。

予選組では藤生雄人と三苫晃幸が連勝と気を吐いた。藤生が、「ペラを自分の形に叩いたが、足はここがいいとかはない。展示タイムも色が付いていないし。いまいちなのでペラをやるが、方向性も決まっていない」。三苫も、「前半は展開が良かった。後半はインなので…。足的には威張れるところはない。レースができるように回転だけは上げてる。欲をかいても出ないと思うし…。正直、競った時には不安がある」と両者、エンジン的な裏付けがある訳ではない。

足の良さで結果を出したのは地元の中村泰平。「いいですね。前検は伸びが良かったけど、2枠だったので手前寄りに持っていった。回ってから良かったし、出足・回り足を中心にいい。雰囲気がいいので、今節はこの仕上がりでいきます」。初日は2、6枠で1、2着なら文句ないスタートだろう。2日目は1枠も回ってくるし、優勝争いも十分と見た。