ハイレベルな足に仕上げた仲口博崇が予選トップ通過

ボートレース常滑の「デイリースポーツ杯」は26日が早くも予選最終日。地元のエース仲口博崇が2日目1、2着にまとめて、予選トップ通過を果たした。パートナーの55号機はお盆レースでも手にした勝手知ったるエンジン。「伸びているし、起こしや出足も悪くない。ただ、回転がずれているので、ちょっと違う感じがある。微調整で合わせて、底上げを狙いたい」と完調とはいかないが、ハイレベルな足なのは間違いない。

2位通過は金子萌、3位が石田政吾で、共にオール3連対と安定感のある走りを見せている。金子は、「水をつかませるように調整はしている。ターン出口の返りはずっといいが、入口の感じはちょっと違う。気持ち良くは乗れないですね。いいところを探します」と、試行錯誤の調整が続く。石田は、「変わらず出足と行き足はいい。ターン回りは少し気になるので、ペラの微調整で合わせたい」と気になるところはあるものの、納得の仕上がりになっている。

初日から大整備を施した黒柳浩孝が18位で準優に間に合わせた。「エンジンはまずまず直ってる。あとはペラ調整。下がる感じはなくなりつつあるし、合わせれば普通ぐらいになる。あとは上の人とどれぐらい差があるか。準優は乗れないと思ってたけど、乗ったらちょっと厳しいかも」と変わらず劣勢だが、地力を考えれば一発があっても不思議ではないか。