藤原啓史朗
藤原啓史朗

琵琶湖

【GI事前情報】超抜パワー57号機を引くのは誰か/びわこ大賞

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3大会ぶりのタイトル奪還を目指す馬場貴也を筆頭に、守田俊介丸野一樹の歴代覇者、さらに史上初の女子SGウイナーに輝いた遠藤エミと、地元勢はトップレーサーが集結。もちろん菊地孝平井口佳典桐生順平平本真之茅原悠紀篠崎元志らゴールデンレーサーの称号を持つ面々も有力なV候補になる。GP覇者の吉川元浩中島孝平、さらに今垣光太郎原田幸哉魚谷智之片岡雅裕椎名豊らもSGホルダーの手腕でV争いへ。GⅡ「秩父宮妃記念杯」で8連勝完全Vを達成した藤原啓史朗も、艇界を代表する強豪を相手に当地特別戦連覇を狙う。

季節ごとに変化する水位は春がピークで、秋から冬の時期は水位も低く、特有のうねりの影響は小さくなる。本来なら多彩な決まり手が期待できるはずだが、同時期に開催された昨年大会は節間でインの勝利が45回(1着率は62.5%)。スリットが揃う記念レベルでは、水面の良さが逆にインの強さにつながっている印象だ。現行モーターはこれまで6月だった例年より少し早く、4月末のGW戦が初おろし。超抜エースとして君臨する57を筆頭に11、25、30、36、43、45、46号機といったところが上位級グループを形成している。

藤原がGⅡで完全Vを飾った20号機は、直後のシリーズでの転覆により機カダウン。代わってエースの座に就いたのが57号機だ。初おろし当初は劣勢も、6月におなじみの中間整備で機力は変貌。GⅡ準Vの廣瀬将亨から5連続で優出(V1)を果たすなど、誰もが大絶賛する超抜パワーを誇る。今回も最大の注目を集める存在になるのは間違いだろう。

地元勢では先に挙げた4人に加えて、松山将吾にも期待したい。4月の津周年では1号艇でGI初優出。今回も出場する高田ひかるの攻めを浴びて大敗するも、潜在能力の高さを証明した。地元でニュースターが誕生する場面は十分あるはずだ。