深谷知博が巻き返しを狙ったイン戦で痛恨の勇み足/三国北陸艇王決戦

ボートレース三国のGI「開設70周年記念 北陸艇王決戦」は12日に予選最終日を迎える。初日のドリーム戦で転覆して苦しい立ち上がりとなっていた深谷知博だったが、2日目は「3日目は時間もあるので、何とか最初の良かった感じに戻して、もうひと頑張りしたい」と奮起していた。

しかし、3日目はインからまさかの勇み足。レース後は「やってしまいました。今日は行き足が良くなっていて、その分、スタートが早くなっていた。三国は好きだし、チャレンジカップも来たかったけど、それどころではなくなってしまいました。ここまでスタート行きたいのを我慢していたんですけどね」と11月に当地で開催されるチャレンジカップへの出場も逃してしまい、落胆していた。

当地のダブルエース今垣光太郎、中島孝平も浮かない表情が続いている。今垣「後半は風が変わってスタートを行けなかったのが悔やまれます。セット交換して出足の重さが解消されて、良くなっている。ただ、馬場貴也選手と競って抜ける感じはしなかったし、伸びで出ていくことはない。前半のチルト0ままで良かったのかもしれない。あとは5号艇残しなので、チルト0かマイナスか良い方で行きたい」と、思うように結果を出せずにいる。

一方の中島も「凄く悪いわけではなく、足は普通なのかな。乗り心地は1マークはこんなものかなって感じだけど、道中は波なのかエンジンなのか分からないけど、あまり良くはないです」と調整に苦戦。レース後には肩を並べてペラ調整に取り組む姿が見られた。