西村拓也が今年5回目、常滑連続Vに挑む！

ボートレース常滑の「ボートピア名古屋開設17周年記念競走」は26日に準優勝戦が行われた。10Rは地元のベテラン河合三弘がイン逃げ。「伸び型でターン回りも悪くない。ただ、ターンの頂点で行き過ぎる感じがある。乗り心地も少し重い。明日乗ってから微調整ぐらいはする。伸びはトップクラスだと思ってるので、Sはコンマ10前後を全速でいけたら面白い」と、密かに一発を狙っているように見えた。2着は握った吉川喜継。「伸びられているし、足に余裕はないけど、ターンの乗り心地や操縦性はいいし、気持ち良く乗れている。伸びはいい人と比べると分が悪いけど、普通はある。コースは6枠なら動いてみたい」と前付けを匂わせた。

11Rは西村拓也が堂々の逃げ切り。「足は少し余裕がある。回転不足で、部分部分でやられる感じ。時間があるので、点検をするかもしれない。ペラは微調整をするくらい。準優のSは遅かったので、修正が必要」と若干の課題はあるが、機力はトップ級と見ていい。今年5回目、当地連続Vへ準備は整った。2着は藤原啓史朗。「いいですけど、伸びに寄せている分、ピット離れで重たい感じがある。それでも重いわりに出足とかは進んでいる。伸びはいいし、上位だと思う。スリット近辺の足はいい。前付けには抵抗します。相手の出方によるけど、100mなら5コーススローへ」と吉川の前付けには徹底抗戦の構えだ。

12Rは河合佑樹、井上忠政のワンツーで1番人気の決着。勝った河合は、「伸びは悪くないが、準優の井上選手など、自分よりいい人がいる。舟の向きはブラケットを交換して良くなった。向きや掛かりが良くなり、1Mはしっかり回れるし、操縦性が上向いた。ペラの微調整はするが、こうしようと言うプランはない。Sはコンマ10を全速で行きたい」と話す。前半戦の2着が響いて優勝戦は2号艇となったが、モチベーションは落ちてない。井上も「ずっといいです。全部の足がいい。ペラ調整は毎日しているし、明日も大事なところだからペラは調整していきます。ここの優勝戦でいつもSを遅れているからしっかり行きたい。腹をくくってSを行けたら面白い足だと思う」と不気味なコメントを残した。

優勝戦の出走表はこちら 常滑12R