圧巻のパワーを披露した数原魁が初日連勝！

ボートレース若松の6日間開催「ルーキーシリーズ13戦植木通彦カップ23回スカパーJLC」は、22日に開幕した。初日からケタ違いのパワーを披露して連勝発進としたのが数原魁。前半7Rはインで仲谷颯仁に完全に差されていたが、バックで一気に伸びて仲谷を振り切った。後半11Rでは3コースまくりが大きく飛んで3人に差されていたが、1周2マークで前3人を行かせて差すと一気に頭まで届かせて大逆転勝利。「このエンジンはエグイっす」と、本人も抜群の感触だった。相手が誰であろうと、このまま白星街道を驀進するかもしれない。それくらい、パワーは抜けている。

仲谷は数原のパワーにびっくりしていたが、12R「ドリーム戦」はインからしっかり逃げて白星ゲット。数原は別格だが、仲谷も十分に上位グループの気配はありそう。ドリーム戦2着の末永和也は、前半6Rで素晴らしいハンドルワークを披露しての差し勝ち。「行き足や、回った後の進みがいい」とパワーアップにも成功しており、仲谷、数原と共にシリーズを引っ張っていきそうだ。

当地フレッシュルーキーの山田丈も1、2着の好発進。初日は番組に恵まれた感はあるが、パワーが仕上がればしっかり走る選手。お盆レースの失敗(ペラの形を変えて後半は上位足だった)をふまえて、今節はペラに正解を出すのも早そうな気がする。

逆に厳しい船出となったのが前田篤哉。気配は悪くないが、進入固定戦の5Rは1マークで失速して不良航法。イン戦だった11Rは数原の超抜パワーに飲み込まれて6着と大敗。いきなりマイナス6点からのスタートで、予選突破には早くも赤信号が点灯している。