予選を白星で締めた佐藤翼が逆転で首位通過

ボートレース常滑の「にっぽん未来プロジェクト競走inとこなめ」は2日目を開催。3連勝でシリーズを引っ張ってきた土屋智則が12Rで3着に敗れて、連勝がストップ。更に不良航法の減点を取られてしまった。これで得点率は6位タイまで後退。何とも悔しい結果となった。

その12Rでイン逃げを決めた佐藤翼が、土屋に替わって予選トップ通過を決めた。「ターン足は変わらず良く、伸びも売り切れている感じだが悪くはない。ターンに寄せ過ぎたので、ペラの微調整をする」なら、準優はさらにいい状態で臨めそうだ。

オール3連対の寺本重宣、荻野裕介が準優1枠を手に入れた。寺本は、「ピット離れと舟の向きはチルトマイナスの方がいいが、伸びは0度がいい。取り付けなど、いろいろ考えてみる」と話す。荻野は、「前半が終わって、またペラをバカバカ叩いた。レース足重視です。伸びはあれだけど、バランスが取れていい部類です」と中堅以上の足には仕上がっている。

注目したいのが最後の枠で準優滑り込みを果たした冨成謙児。壁なしのイン戦となった3Rはまくり差しを許したが、「新ペラだけど、これはペラがいい。ダメなペラは見たらすぐに分かるけど、これは絶対にいいペラ。少し叩いたけど、スリットも回った後も全部がいい。エンジン素性以上に動いてる。このペラをエース機に付けたらめちゃくちゃ出るんじゃないかな」と機力には納得している様子。6枠で人気的にもノーマークになるだけに、穴党ファンは注目して欲しい。