パワーアップに成功した枝尾賢がイン逃げ連発で連勝発進

ボートレース若松の4日間開催「イオンウォーターカップ」が27日に開幕した。前検日には泣きが入っていた枝尾賢が見事な変わり身に成功。7Rでは3号艇からピット離れでインを奪取して速攻。1号艇だったドリーム戦もあっさり逃げて連勝の船出とした。機力に関しても「ターン回りとグリップ感が良くなって、伸びられることもない」ときっぱり。予選トップ通過からの王道優勝が早くも見えてきた。

堀之内紀代子の優勝エンジンを手にした山田晃大は「ペラをたたく時間がなかった」こともあり、そのまま伸び仕様に。後半9Rは2号艇だったが6コースになって、それでも初日は2、3着に踏ん張った。2Rでは6号艇にも関わらず6秒65という抜けた展示タイムも出ており、「やっぱり伸びはいい」と好感触を得たのだが、2日目は4Rで1号艇。「さすがにインは主張したいので、ペラはたたきます」と、伸び仕様とのお別れが確定してしまったのは残念。

ドリーム戦は展開不利もあり5着だったが、前半は6号艇から1着とした末永由楽も大幅なパワーアップに成功している。2着2本の谷村一哉も心配なさそうな雰囲気になってきた。女子では小芦るり華が今回もピット離れが抜群で、感触も上々。

また、今節の中ではトップ評価になる5号機の森田昭彦は、進入固定戦の3号艇からツケマイ勝ちするなどして1、2着の好発進。以前のように伸びて行く足ではないが、底力は十分に感じるパワーだ。