岡村慶太
岡村慶太

児島

低調機を乗りこなして岡村慶太が当地4度目のV達成!

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〈初日〉初日は晴れて気温は23~26度。ファンによって選ばれたメンバーが対戦した12Rのマクール選抜は2コースの岡村慶太が差し切り、1号艇の地元・渡邉和将は2着。鈴木博が道中さばいて3着に粘った。岡村は2連対率28%のエンジンで3、1着発進。GWと同じ29号機を引いた渡邉は4、2着。島村隆幸のV機を乗り継いだ鈴木博が1、3着にまとめた。選抜組以外では伸び型の20号機を手にした森永淳が7R、飯山泰と激戦を繰り広げ勝利。1枠の11Rで逃げて連勝スタートを決めた。昨年5月以来の当地参戦となった金子和之は4Rで逃げ1着。5枠の8Rはまくり差しから抜け出し連勝発進。前検のペラ調整で確かな手応えを得ていた東潤樹は2、1着。9Rではカドまくりで先攻し、まくり差した郷原章平と激闘を繰り広げ白星をもぎ取った。他では中北将史が10Rで逃げて2、1着。三浦敬太白神優が1、3着で滑り出した。

〈2日目〉2日目は雨が降ったり止んだりのコンディションで、風向きがころころと変化。初日メインの12Rで差して1着の岡村慶太が2日目前半カドまくりで2勝目をマークするも、1号艇の12Rは2号艇の白神優に差されて2着。横田貴満が回り足を活かして、3走オール2連対。初日連勝の金子和之は2日目3着。郷原章平は3走目に逃げてオール2連対。2連対率1位の40号機を引いた三浦敬太が1、3、2着。12Rでインの岡村慶太を差し切った白神優は1着2回、3着2回。初日連勝の森永淳は2日目4、3着。初日3、5着の吉田一郎がまくり差しと逃げで2日目連勝を飾った。機力劣勢の渡邉和将は6枠の2日目、2コースへ動いて逆転勝利。初日1、3着の鈴木博は8R、1周1Mで選手責任の落水失格。不良航法も加わり減点15。12Rは4着で大きく順位を下げた

〈3日目〉3日目も雨が降ったり止んだり。気温は20~21度で風向きは一定しなかった。2日目12R、インから2着となった岡村慶太が5コースからのまくり差しで3勝目をマークした。森永淳は3日目、インの東潤樹を2コースから差し切り3勝目。回り足型の横田貴満がオール3連対。白神優は1着3回、3着3回。初日5、4着だった野中一平は2日目から1、2、1着。渡邉和将は5枠時に2コースへ入りまくりで勝利した。2日目から3連勝の吉田一郎は3日目前半で減点7(待機行動違反)。初日2、6着、2日目1、6着と連日星分けの飯山泰は3日目前半は4着。12Rは逃げて2勝目を挙げた。3日目終了時の1位は得点率9.80の岡村、2位が8.80の森永、3位が横田の順。18位に6.00の山口貢輝がつけ、当地V経験を持つ池田雄祐、当地V4の古賀繁輝が準優へ勝負駆けとなった。

〈4日目〉予選最終日の4日目は曇りのち晴れ。気温は23度から25度で、スタートラインに対して終日向い風。初日メインの12Rを制し流れに乗った岡村慶太が、予選最後の1号艇でキッチリ逃げ切り、得点率9.86で堂々のトップ通過を果たした。4日目に4コースから差して1着の白神優は1着4回、3着3回で8.57。前半レースで5着だった森永淳が12Rでインの渡邉和将を差し切り4勝目。8.29で3位に浮上し準優1号艇を勝ち取った。4日目前半レースで豪快なまくりで白星を挙げた三浦敬太が後半2着に粘って4位。オール3連対の横田貴満が5位。4勝マークの吉田一郎が6位で準優2号艇。3日目12Rに続き、4日目も逃げ1着の飯山泰は8位。勝負駆け組では4日目1、2着の新田洋一が23位から14位にランクイン。3日目終了時は30位タイだった中山将が7Rで岡村に先着し4日目2、1着。得点率5.67で18位に滑り込んだ。中山が白星を挙げた7Rで転覆した島川光男と、同レース妨害失格の古賀繁輝は負傷のため帰郷した。

〈5日目〉準優日の5日目は晴れ時々くもりで気温は25~26度。スタートラインに対して向い風が吹き、10~12Rは風速1メートルと穏やかな水面のもとで争われた。準優10Rは森永淳が逃げて3月大村以来となる今年2回目の優出。3コースからまくって出た野中一平と、5コースからまくり差した長岡良也、6コース差しの東潤樹で2着は激戦。1周2M、2周1Mと冷静に差した野中が2着に粘り、今期5回目、今年8回目の優出を果たした。11Rは1コースの白神優がコンマ06のトップSでイン速攻。20年4月以来の地元優出を決めた。2着争いは攻めて出た飯山泰と差した郷原章平、池田雄祐で接戦となり、2周1Mで差した飯山が2着に浮上。今年3月に続く当地3連続優出を果たした。12Rはダッシュ3艇がゼロ台Sを踏み込んだが、岡村慶太が逃げて今年7回目の優出。4日目にして足を立て直した渡邉和将が2着に粘り優勝戦へ勝ち上がった。

〈6日目〉日曜日の最終日は午後から晴れ、気温は24度から27度と汗ばむ陽気。1RはA2級の岡部大輔が逃げて2勝目。2Rは樋口喜彦が逃げてシリーズを白星で締めくくった。3Rは前検日のペラ調整で正解を出した東潤樹が5コースからまくり差しを決め、2着にインの粟田祥、3着に中里昌志が続き3連単万舟。4Rは1コースの金子和之がスリットで立ち遅れ、2コースの鈴木峻佑がまくりでシリーズ初白星。6号艇の三浦敬太が2着、4号艇の金子萌が3着に続き3連単は9,910円をつけた。5Rは2コースの山口貢輝がFに散り、3コースから差した中山将が3勝目をマーク。6Rは2コースから差した浜崎準也が1周2Mを先行するも、1号艇の大久保信一郎が差し返して先頭争い。2周1Mは大久保が先行したが、浜崎が差して逆転勝利を飾った。7Rは途中追加の佐藤太亮がカドからまくりに出たが、インの中北将史が抵抗(不良航法)。ダッシュ戦の郷原章平、吉田一郎がまくり差しで1、2着。8Rは4コースカドから岡部大輔がまくり差しで最終日連勝。途中追加の泉啓文が道中逆転2着、1号艇の横田貴満が3着となり3連単は3万4千円台の好配当。9Rは無念の予選落ちとなった金子萌が最後は逃げて白星で締めた。選抜10Rは長岡良也が逃げて1走目以来の白星。11Rは8Rでイン3着だった横田貴満がカドまくりを敢行(不良航法)。6コースの中山将が2着、インの吉田一郎が3着となり3連単は1万7千円台をつけた。まくりやまくり差しで好配当も飛び出した最終日だったが、優勝戦は予選1位、準優1着で優勝戦1号艇の岡村慶太が逃げてV。3コースの森永淳がまくって出て2着。6コースから差した野中一平が3番手につけていたが、1周1M艇が浮いて差し切れなかった白神優が追い上げ、2周1Mで3番手に浮上。最後は2連単、3連単とも3ケタの人気サイドで決着した。2連対率28%のエンジンを巧みに乗りこなした岡村慶太がシリーズをリードし続け、優勝戦も人気に応えてV。今年2回目、当地で4回目、通算29回目の優勝を飾った。

優勝戦の結果はこちら 児島12R

優勝者コメント・岡村慶太

「優勝戦は伸びる森永さんが3号艇。今節初めて直線に寄せて1Mまでに持つよう調整した。その分、ターン回りは微妙だったが、水面がいいのでスタートに集中してしっかりとターンできた。予選で一度、2コースの白神選手に差されていたので、その反省も踏まえてターンした。逃げられて良かった。今節はペラの調整が難しくて、なかなか自分の乗り味にならなかった。出足をつければ他が良くなかったり、いい時もあれば悪い時もあった。エンジンで上の人がいて、自分のエンジンは28%。そこまで悪い感じはなかったので、3節前の整備がきいているのだと思う。児島は4回目の優勝で相性はいい。最近調子が良くなかったので、この優勝を機に今年後半も頑張りたい」